院長コラム

  • 子宮体がんの発生リスクと女性ホルモン

    子宮体がんは子宮内膜に発生するがんで、エストロゲン(卵胞から分泌される女性ホルモン)が関係しているタイプと、エストロゲンとは関係のないタイプがあります。頻度は、前者が多く、持続的なエストロゲンの過剰状態が子宮体がん発生要因の一つと考えられて...

  • 妊娠がわかったらカップルで禁煙を

    妊娠中の喫煙は妊娠・出産・赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼすことは知られていますが、受動喫煙でも影響を及ぼすことが知られています。今回は、「産婦人科診療ガイドライン産科編2020」を参考に、妊婦さんおよびパートナーの喫煙による悪影響について説明...

  • 令和3年度院内防災訓練を実施

    本日、毎年恒例の院内防災訓練を実施しました。今回は、当院の大地震発生時の防災対策についてご案内します。 外来患者さんへの対応地震発生時、逃げ道を確保するため、受付スタッフが玄関ドア、外来トイレのドアなど開けます。外来患者さんには待...

  • 月経困難症・月経痛に保険適応がある漢方薬

    通常、月経困難症・月経痛に対しては鎮痛剤や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬、黄体ホルモン製剤などが使用されます。ただし、これらの薬剤が禁忌である方や、効果が不良な方に対しては漢方薬を用いることが少なくありません。今回は、月経困難症・月...

  • 低用量経口避妊薬(OC)・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)の服用開始時期

    避妊に対してはOC、月経困難症に対してはLEPが非常に有用であり、禁忌でない方に対しては第一選択でお勧めしています。ただし、服用開始時期が適切でないと排卵してしまう可能性があり、十分に効果を発揮することができません。今回、「低用量経口避妊薬...