避妊・中絶・流産手術
避妊について
低用量ピル(OC)

最も確実で安全性の高い避妊法です。1日1回1錠をほぼ同じ時間に飲みましょう。もし、妊娠をご希望するようになったときは、服用中止すれば2~3か月までには月経が回復し、妊娠できるようになります
避妊以外にも、月経周期が正しくなる・月経痛が改善される・月経量が少なくなる・ニキビが改善される・貧血が改善される・子宮内膜症の治療になる・月経前症候群が改善される・卵巣がんや大腸がんのリスクが減るなど、多くの利点があります。
副作用として、吐き気・頭痛・不正出血などがありますが、3か月以内にほとんどがおさまります。但し、稀ですが血栓症という重篤な副作用があるため、過去に血栓症の既往がある方や35歳以上で一日15本以上の喫煙者は服用できません。また、高血圧の方、35歳未満でもヘビースモーカーの方は注意が必要です。尚、ピルで太ることはありません。
子宮内膜症、機能性月経困難症の治療として用いる場合、「ルナベルLD®」「ヤーズULD®」は保険適応となりますが、避妊目的、過多月経・月経不順の治療目的などは自費になります。
初診時 | OC1か月分処方 | 7,000円 |
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再診時 | OC1か月分処方 | 4,300円 |
OC2か月分処方 | 6,400円 | |
OC3か月分処方 | 8,500円 |
税込料金です
子宮内避妊具(IUD)・子宮内避妊システム(IUS;ミレーナ)について

出産の経験がある方や、既往歴・合併症などにより低用量ピルの服用が困難な方の場合、長期避妊を希望するのであればIUDを用いることが望ましいと思います。当院では銅付加IUD(ノバT)を用いることが多いですが、金属アレルギーの方やノバTが自然脱出してしまった方には、銅付加のないIUD(FD-1)を挿入することがあります。
ただし、これらのIUDの挿入により月経量が増えることがあるため、避妊だけでなく、月経量の減少や月経痛の緩和も希望される場合には、保険診療が可能な、黄体ホルモンを持続的に放出する子宮内避妊システム(IUS:ミレーナ)をお勧めします。
尚、これら3種類の避妊具は、どれも一定の確率で自然に脱出したり、妊娠してしまうことがありますが、挿入費用などについての払い戻しはできない旨、御了承下さい。
装着時期としては、月経開始7~10日目頃、あるいは正常分娩後2か月以降、帝王切開後3か月以降に外来で装着し、1か月後、3か月後、6か月後、12か月後(その後原則1年毎)の検診が必要になります。尚、ミレーナをご希望の方は、準備の都合上、約5日前までにご予約下さい。
初診時(挿入費含む) | ノバT(原則5年毎入替) | 42,000円 |
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再診時(定期健診) | 1回につき | 4,300円 |
税込料金です
緊急避妊について
当院では、無防備な性交後72時間以内に、「レボノルゲストレル錠1.5mg」1錠をその場で1回服用してもらっています。従来法に比べて嘔気・嘔吐などの副作用が少なく、その場で服用するので飲み忘れの心配がありません。また、レボノルゲストレル服用の翌日から低用量ピル(ラベルフィーユ)を服用して頂きます。
初診時 | レボノルゲストレル1錠服用+ラベルフィーユ1ヶ月分 | 14,100円 |
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税込料金です
月経周期変更
旅行や受験などのため月経周期を変更させる場合、中用量ピル(ソフィアA)を用いて月経周期をある程度調節することが可能です。ただし、月経を遅らせる場合は次回月経予定の5日前まで、月経を早める場合には最終月経の5日目以内に受診して頂くことが望ましいです。また、嘔気、嘔吐などの副作用により服用が困難になる場合や、服用していても胃腸の状況などで月経を調節できなくなることがある旨、ご了承ください。
初診時 | ソフィアA5錠処方の場合 | 6,550円 |
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税込料金です
人工妊娠中絶手術について
術前検査など | 20,000円 |
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手術費用(週数や状況により異なります) | 150,000~180,000円 |
税込料金です
その他、合併症のない方の流産手術も承ります。詳しくはお問い合わせください。