院長コラム

  • 当院スタッフの新型コロナワクチン接種2回目終了 ~ご主人の分娩立ち合い再開へ~

    令和3年6月8日時点で、ほとんどの当院スタッフが新型コロナワクチン2回の接種を終了し、予防効果が出始める接種後2週間が経過しました。以前、1回目のワクチン接種終了後、接種の流れや副作用についてお伝えしました。今回は2回目終了後に私やスタッフ...

  • 大きな手術前後の女性ホルモン製剤の使用について

    女性ホルモン製剤のうち、エストロゲン製剤およびエストロゲンを含むホルモン製剤は、血栓症の発症リスクを高める可能性があります。また、大きな手術(すべての腹部手術、45分以上の手術など)も、血栓症のリスク因子となります。手術による安静、不動にエ...

  • 子宮筋腫に対する薬物療法の特徴

    子宮筋腫は子宮筋の良性の“コブ”で、30歳以上の女性の20~30%にみられるといわれています。その数、大きさ、場所などによって、過多月経、月経困難症、下腹部痛、貧血、頻尿、便秘、不妊など、様々な症状をきたします。子宮筋腫の治療には、主に薬物...

  • 女性ホルモン分泌の調節について

    思春期から更年期の女性の場合、脳にある視床下部・下垂体と卵巣・子宮内膜との間でやり取りされている様々なホルモンによって、月経・排卵が調節されています。今回は、性成熟期の女性ホルモンの分泌調節について説明します。 (1)視床下部→下...

  • 当院における胎児発育不全の診断と対応

    妊娠中の胎児推定体重が、該当週数の一般的な胎児体重と比較して、明らかに小さい場合を胎児発育不全(FGR)といいます。FGRは出生時も低体重になるリスクが高いため、妊娠中のFGRのスクリーニングや取り扱いは非常に大切です。今回、「産婦人科診療...