院長コラム
-
月経困難症・月経痛に保険適応がある漢方薬
通常、月経困難症・月経痛に対しては鎮痛剤や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬、黄体ホルモン製剤などが使用されます。ただし、これらの薬剤が禁忌である方や、効果が不良な方に対しては漢方薬を用いることが少なくありません。今回は、月経困難症・月...
-
低用量経口避妊薬(OC)・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)の服用開始時期
避妊に対してはOC、月経困難症に対してはLEPが非常に有用であり、禁忌でない方に対しては第一選択でお勧めしています。ただし、服用開始時期が適切でないと排卵してしまう可能性があり、十分に効果を発揮することができません。今回、「低用量経口避妊薬...
-
子宮内膜症に対するホルモン療法の副作用に用いる漢方薬
子宮内膜症は月経痛、性交痛などをきたす疾患で、性成熟期女性の約10%にみられ、不妊の原因となることが知られています。治療法として、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)や黄体ホルモン製剤(ディナゲスト錠など)を用いたホルモン療法が...
-
低用量経口避妊薬(ピル)を飲み忘れた場合の対処法
ある調査によると、低用量経口避妊薬(OC)を飲み忘れる方は、服用者の80%以上との報告があり、決して少なくありません。OCを飲み忘れてしまうと、休薬期間中に卵胞が発育してしまう可能性があり、避妊効果が低下します。特にOCのシートの初め、また...
-
当院では喫煙者へのOC・LEP処方は原則中止とします
今年の4月、「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(OC・LEP)ガイドライン2020年度版」(日本産科婦人科学会/日本女性医学会発行)が発刊されました。今回は、新しいガイドラインを参考に、喫煙者のOC・LEPの使用につ...