院長コラム

令和3年度院内防災訓練を実施

本日、毎年恒例の院内防災訓練を実施しました。
今回は、当院の大地震発生時の防災対策についてご案内します。

 

外来患者さんへの対応

地震発生時、逃げ道を確保するため、受付スタッフが玄関ドア、外来トイレのドアなど開けます。
外来患者さんには待合室で待機して頂き、診察券・母子手帳をご本人にお返ししながら人数を確認致します。
その際、防災ヘルメットをお渡し致します。ただし、数に限りがあるため、妊婦さん、ご高齢の女性を優先とさせて頂きます旨、ご了承下さい。

 

入院中の妊産婦さん、患者さんへの対応

分娩進行中の妊婦さんは、そのまま部屋で待機して頂き、分娩進行の状況により、当院で分娩するか、他施設へ搬送するかなど検討します。
褥婦さんは、全員1階の病室(Cルーム)へ移動して頂きます。その際、ご自身の靴に履き替え、ベビーホルダーで赤ちゃんを抱っこし、各部屋に備えています防災リュックを背負い、防災頭巾を被って待機して頂きます。
分娩中、手術中の方は、院長と助産師が付き添い、安全に留意しながらご一緒に行動します。

 

母乳ケアルームの授乳婦さんへの対応

防災リュックを背負い、赤ちゃんを抱えて頂き、担当の助産師とご一緒に建物の1階へ階段で移動し、待機して頂きます。

 

避難所への移動

当院のあるエリアの避難所は「深沢小学校」になっております。
もし、当院での待機より避難所への移動が望ましいと判断した場合は、原則として外来患者さん、入院中の患者さん・妊産婦さん、赤ちゃん、当院スタッフ全員がまとまって徒歩で移動します。
母乳ケアルームに授乳婦さんがいらっしゃる場合は、合流して避難所へ向かいます。

 

当院の建物は耐震構造になっており、消防署のチェックのもと防火対策も行っています。
また、定期的に防災グッズ、非常食を確認し、防災訓練では入院中の妊産婦さんにもご参加頂くことで、より実践的な訓練になるよう心掛けています。
災害時でも皆さんにご安心頂けるよう、これからも防災対策に力を入れて参ります。