院長コラム
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女性のライフステージ別の貧血
貧血とは赤血球の成分であるヘモグロビンが少なくなっている状態で、ヘモグロビンの材料である鉄が不足している貧血を鉄欠乏性貧血といいます。ヘモグロビンは体の隅々まで酸素を送り届ける働きがありますが、鉄欠乏性貧血になってしまうと、酸素が全身の組織...
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当院の初診時に子宮筋腫がみられた場合の流れ
子宮筋腫とは子宮にできる良性のコブで、30歳以上の女性の約30%にみられるありふれた病気です。発生の場所により、粘膜下筋腫(子宮の内側に出っ張る)、筋層内筋腫(子宮の壁の中)、漿膜下筋腫(子宮の外側に出っ張る)の3つに分類されます。子宮筋腫...
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若年女性(16~26歳)の53%が知らない事
子宮頚部に発生する子宮頚がんは、発がん性の高いヒトパピローマウイルス(ハイリスクHPV)の持続的な感染が原因と言われています。ハイリスクHPVは性交により感染することから、性交経験前にHPVワクチンを接種することが大変有用です。そのため、小...
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当院で行われる各種検査について
4月15日は「世界医学検査デー」です。臨床検査を行う技師さんの役割や臨床検査の重要性を多くの方々に広めることを目的に、1996年に制定されたそうです。今回は、当院で行っております検査内容について、簡単にお伝え致します。各種血液検査妊婦さんの...
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過多月経と月経困難症に対するホルモン治療
月経とは、子宮内膜が剥がれて、血液とともに排出される現象を言います。そして、子宮内膜からは、痛み物質であり、子宮筋を収縮させる働きのあるプロスタグランジンという物質が産生・分泌されます。子宮内膜が厚ければ、経血量が増えるため過多月経になり、...