スタッフ紹介

ドクター紹介

理事長 / 院長

Takahisa Fuyuki

冬城産婦人科医院は、先代である私の父が、昭和43年に開業した産婦人科当院です。平成14年4月からは、私が院長職を引き継ぎ、診療を行っています。

開業から55年以上の歴史を持つ当院が、開業以降変わらず大切にしているのは、「地域に根差した、良質な産婦人科医療を提供すること」です。患者さまに安心して通っていただける当院であるために、そして、安心して妊娠期を過ごし、心に残るお産をしていただくために、スタッフ一同、心をひとつにして、患者さまと向きあっています。

私が院長になってから、早20年以上が経ちましたが、私が何よりも心強く感じているのは、素晴らしいスタッフに恵まれていることです。産婦人科は、医師だけではなく、助産師、看護師、栄養士、受付・事務など、さまざまな職種のスタッフの連携があってこそ、患者さまにとって安心の医療が提供できる科目です。その点当院には、長年にわたって当院をささえてくれているベテランスタッフがたくさんおりますので、私も安心して任せています。

なかでも助産師による妊婦さんへのきめ細かい個人指導は、当院ならではの特徴のひとつでしょう。指導方針をしっかりと確立していることはもちろん、決して流れ作業ではなく、妊婦さんひとり一人に向きあった丁寧な指導かつ活きた指導を実践していることは、お産を迎える妊婦さんにとっての安心感、そしてその後の育児への自信にもつながっていると思います。

そしてもうひとつ大切にしていることは、「安全を第一に考えたお産」です。妊娠は病気ではありませんが、おなかの赤ちゃんの命を育む大切な期間です。「安定期に入ればもう安心」とよく聞くことが多いものですが、安定期であっても入院に至るような症状が出てしまうことは、決して少なくありません。そのため当院では、きちんと定期健診を受けていただくこと、少しでも心配なことがあればすぐにご相談いただくことを何度もお伝えしたうえで、どんなときも妊婦さんをサポートできる体制を整えています。

一方で、町の当院でできることは限られておりますので、産科に限らず、婦人科においても、決して無理はせず、心配な症状があるときは、すぐに提携先の大きな病院にお願いできる体制も整えています。近隣の大きな医療機関との「顔の見える連携」は、私が当院を引き継ぐ以前、先代時代から積み重ねてきた人脈です。当院ならではのアットホームな対応を軸に、何かあればすぐに大病院のスペシャリストや、より高度な医療を提供できる医療機関をご紹介できることは、患者さまにとっての大きな安心感につながります。

産婦人科は、妊娠・出産だけではなく、あらゆる世代の女性の健康をサポートする科目です。生理に関するお悩み、更年期障害、乳がん、子宮がん検診など、女性ならではの病気、症状が心配なときは、どうぞお気軽に当院にご相談ください。

また今後は、産後のお悩み、更年期障害などへの対応にも力を入れていきたいと考えております。女性の人生に大きく関わる科目だからこそ、どんなときも頼ることができる、女性にとっての駆け込み寺的存在として、スタッフ一同、皆さまのお役にたちたいと思っています。

経歴

昭和46年
日体幼稚園卒園
昭和52年
世田谷区立深沢小学校卒業
昭和55年
世田谷区立深沢中学校卒業
昭和58年
都立青山高等学校卒業
平成4年
山口大学医学部卒業、医師免許取得
慶應義塾大学医学部産婦人科学教室入局
平成5年
清水市立病院勤務
平成6年
東京歯科大学市川総合病院勤務
平成7年
慶應義塾大学病院勤務
平成10年
けいゆう病院勤務
平成12年
国立病院東京医療センター勤務(非常勤)
医療法人社団冬城産婦人科医院副院長
平成14年
医療法人社団冬城産婦人科医院院長
平成24年
医療法人社団冬城産婦人科医院理事長

所属学会

スタッフ紹介

助産師

当院の助産師は、子育て経験者が多く、助産師歴が長いベテランばかり。助産師個々の育児体験も織り交ぜながら、丁寧な指導を心がけておりますので、どうぞ安心して何でもご相談ください。

当院の特徴は、助産師による個人指導がとても多いことです。母親学級とマタニティヨガ、産後ヨガは集団での指導を行っておりますが、それ以外の指導は、すべてマンツーマンで行っています。

助産師によるマンツーマン指導

  • 妊娠がわかったあとの初期指導(妊娠中の栄養・食事、過ごし方、出産のこと、里帰り、緊急時についてなど)
  • 妊娠16週以降の骨盤指導(骨盤体操や骨盤ベルトの装着によって、お産、産後に有効な骨盤のケアを行います)
  • 妊娠24週以降の妊娠中に行う乳房ケア
  • 妊娠34週以降のバースプラン(分娩・入院時のご希望など)作成
  • 産後、入院中に行う指導(赤ちゃんのお世話など)
  • 産後2週間後・1カ月後の指導

母乳指導について

母乳指導(母乳外来)においては、『堤式乳房マッサージ法』を導入しており、同マッサージ法の認定を受けた助産師が3名在籍しています。『堤式乳房マッサージ』の特徴は、マッサージ時の痛みがほとんどないことと、食事制限をあまりせず、旬のものをたっぷり食べて心身ともに健康な母体をつくり、授乳を促すことです。こうした指導によって、当院でお産をした方の完全母乳率は、産後1カ月で80%を超えています。

ママと赤ちゃんの組み合わせは、世界で一組だけ。たとえ兄弟姉妹でも、赤ちゃんの個性は異なります。今は、雑誌やインターネットからたくさんの情報を得ることができますが、そうした情報は、必ずしもひとり一人に当てはまるわけではありません。だからこそ一律の指導ではなく、ひとり一人に合わせた対応が大切だと考えています。

また、ママと赤ちゃんと産婦人科のかかわりは、お産が終わって退院すれば終了、とは考えず、母乳のこと、育児についての不安など、いつでも安心して相談できる体制を整えています。

母乳外来

栄養士

入院中、毎日の食事を楽しんでいただけるように、栄養士一同が協力し、美味しく、栄養のある献立づくりを行っています。調理はすべて院内で行っておりますので、温かいものは温かいまま、すぐに召し上がっていただけます。

当院でお出しするお食事は、高級ホテルで出されるような豪華なものではありませんが、「冬城産婦人科のごはんは美味しい」と、よく皆さまからお褒めの言葉をいただき、とても嬉しく思っています。モットーは、「家庭で出される食事にちょっとひと手間かけたメニューづくり」。
お気に召した場合は、レシピ(行事食は除きます)もお渡し致します。どうぞ遠慮なくお申し付けください。

調理はすべて院内で行っておりますので、温かいものは温かいまま、すぐに召し上がっていただけます。おやつやデザートにも力を入れており、すべて手作りのものをお出ししています。

また、妊娠中の栄養指導も、母親学級の際に、当院の栄養士が計4回行います。妊娠を期に、毎日の食事のこと、栄養のことを改めて見直すことは、産後の食生活にとっても大切なことです。当院では、さまざまな観点から「食」を考える栄養指導を行ってまいります。

受付事務・清掃スタッフ

受付は、患者さまが最初に接する窓口です。当院では、いらっしゃる方にどんなときにも安心いただける対応を心がけています。

産婦人科は、プライバシーが重視される科目です。妊娠中の方だけではなく、婦人科のさまざまな症状、更年期、各種健診など、幅広い年齢層の方が来院されます。

当院は、予約制をとっておりますので、ご予約の際に、来院の目的(妊婦健診、各種健診、診察へのご要望など)をお伺いします。来院時は問診票へのご記入、そして、必要であれば診察前に別室にご案内して、症状などをお聞きします。たくさんの患者さまの前で、プライバシーにかかわるような質問をすることがないよう配慮しておりますので、どうぞご安心ください。お子様連れの方も遠慮することなく通っていただける雰囲気づくりを心がけております。当院のスタッフは、子育て経験のあるベテランスタッフが多いので、どうぞ何でもご相談ください。

また、常に清潔な院内でお過ごしいただけるよう、清掃スタッフも精一杯業務に取り組んでいます。