院長コラム

  • 新年度の“婦人科的ヘルスチェック”

    いよいよ東京も桜が満開となり、新年度をワクワクした気持ちで迎えている生徒さん、学生さん、新入社員の皆さんも多いのではないでしょうか。不安と期待で胸がいっぱいのこの時期、ご自身の健康状態を見つめることも大切です。今回は、特に若年女性の方に向け...

  • 当院で漢方薬を処方されている方へ

    ご承知の方も多いとは存じますが、令和6年4月4日時点、諸般の事情によりいくつかの漢方薬の供給が困難な状況になっております。これまで当院では、積極的に漢方療法を行っていましたが、ほとんどが院外処方であり、適切な漢方を十分に処方できていない状態...

  • 破綻出血する主なパターン

    「破綻(はたん)出血」と聞くと、とても恐ろしい病気を想像するかもしれませんが、必ずしも大出血を起こすとは限りません。増殖した子宮内膜が血行不良を起こして、破綻し流出する現象を破綻出血といいます。月経以外の不正出血の原因として、「エストロゲン...

  • “消退出血”する主なパターン

    女性ホルモンの影響によってみられる子宮出血は、大きくj「消退出血」と「破綻出血」とに分類されます。卵胞から分泌されるエストロゲンには、子宮内膜を厚くさせる作用があり、排卵後の黄体から分泌されるプロゲステロンには、子宮内膜の増殖を抑えて妊娠に...

  • 子宮内膜症に対する薬物療法は長期戦

    子宮内膜症は、性成熟期女性の約10%がかかる疾患であり、月経困難症や不妊症の原因となります。10代後半から発生することがあり、思春期で月経痛が強い方は、将来子宮内膜症になりやすいことが知られています。そのため、子宮内膜症と診断されていない月...