院長コラム

  • 低用量ピルに対する誤った“思い込み”

    避妊に用いる経口避妊薬(OC)や月経困難症の治療薬である低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)は、産婦人科診療に欠かせない薬剤です。ただし、思春期から性成熟期の女性の中には、OC・LEPに対する様々な思い込みのため、使用が望ましい...

  • 痛みを伴う子宮内膜症の管理

    2021年に「子宮内膜症取り扱い規約」が改訂されました。この規約は、臨床医が治療方針を決めるのに非常に重要なものです。今回、「日本女性医学学会雑誌 2023年4月号」を参考に、当院における痛みを伴う子宮内膜症の管理について説明します。...

  • 思春期女性の月経に関するQ&A

    日本産婦人科医会では令和5年5月に、思春期の女性や学校に向けて、月経に関する動画を作成しました。今回はその内容の一部を共有したいと思います。 Q1. 生理用品を持っていない時に学校で生理が始まってしまったらどうすればいい?A1. ...

  • 女性は男性よりも痛みに弱い?

    先日、日本産科婦人科学会学術集会に参加し、いくつか興味深い講演を聴いて参りました。その中で、「疼痛の男女差」についてのお話がありましたので、一部情報共有したいと思います。 女性は男性より痛みに敏感で、鎮痛剤も効きづらい可能性が動物...

  • 正常な月経量の目安と過多月経が疑われるケース

    正常な月経量は一周期あたり20∼140gと言われています。ただし、経血量を実際に測定することは難しく、他人と比べる機会もほとんどないため、ご自身で「過多月経」であるかどうかを判断することは非常に困難です。今回は、正常な月経量の目安、過多月経...