院長コラム

  • Rh(D)抗原が陰性の妊婦さんの対応

    Rh(D)抗原陰性(いわいるRhマイナス)の女性が妊娠し、胎児がRh(D)抗原陽性(いわゆるRhプラス)の場合、妊娠期間及び分娩後、様々な注意が必要になります。今回は「産婦人科診療ガイドライン産科編2020」(日本産科婦人科学会・日本産婦人...

  • 外陰尖圭コンジローマの予防法と治療法

    尖圭コンジローマは、主に6型・11型のヒトパピローマウイルス(HPV)による性感染です。女性では、大小陰唇・会陰・腟・子宮膣部・肛門周囲などに乳頭状・鶏冠状のイボが見られます。今回は「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2020」(日本産科...

  • 当院における妊娠中の糖代謝スクリーニング検査について

    妊娠初期の高血糖は胎児形態異常との関連が指摘されているため、妊娠初期の血糖測定は非常に重要です。また、妊娠初期に糖尿病であることが否定された方でも、妊娠中期以降に糖代謝異常をきたし、胎児や胎盤機能に悪影響を及ぼすことがあるため、妊娠中期にも...

  • ホルモン補充療法(HRT)としての黄体ホルモン放出子宮内システム(IUS)

    月経困難症や過多月経治療のためにIUS(ミレーナ)を挿入していた方が閉経を迎え、HRTを行うことがあります。今回はそのような方のミレーナの取り扱いについて、「ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版」(日本産科婦人科学会・日本女性医学学会...

  • 妊娠希望がある方の月経困難症に対する薬物治療

    現在、月経困難症の治療として低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)が主流となっています。しかし、LEPは経口避妊薬と同じく排卵を抑制する作用があるため、避妊したい方には大変有用ですが、すぐにでも妊娠をご希望されている方には望ましく...