院長コラム

  • 当院における分娩後の弛緩出血予防と治療

    分娩後の子宮筋の収縮が弱く、多量の出血(500ml以上)をきたしてしまうことを弛緩出血といい、その予防と適切な治療は非常に重要です。今回は、当院で行っております弛緩出血予防と治療について説明します。  弛緩出血の予防当院...

  • 東京アラートは解除されましたが、当院の新型コロナウイルス感染症予防対策は継続します

    東京での新型コロナウイルス感染症の新規患者数が30名以下で推移しており、6/11に東京アラートが解除され、ステップ2からステップ3へ移行しました。確かに第一波は収束傾向にありますが、アラート解除後の新規感染者増加が危惧されており、今後第二波...

  • 植物性エストロゲンの摂取について

    私たちが日々食べている植物の中にも、女性ホルモンであるエストロゲンが含まれています。特に大豆などのマメ科に多く含まれているエストロゲンをイソフラボンといいます。日本人は豆腐、納豆、味噌、豆乳などから1日10~30mgのイソフラボンを摂取して...

  • 分娩予定日の決め方

    正確な分娩予定日の決定は、流早産、胎児発育不全、過期妊娠などの診断に必要であるため、妊娠初期に行うことになっています。今回、「産婦人科診療ガイドライン産科編2020」(日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会編)を参考に、分娩予定日の決め方つい...

  • 閉経後女性の腟・外陰部の不快症状への対応

    閉経前後から老年期にかけて、女性ホルモンの低下や加齢に伴い、腟および外陰部の乾燥、かゆみ、灼熱感、性交痛などの不快症状を訴える女性が増えてきます。これらの症状を閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)といい、様々な対応・治療が試みられています。今...