院長コラム
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HPVワクチン接種世代で子宮頚がんリスクが低下しています
子宮頚がんの一次予防としてHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンが有効であることは世界的にも明白ですが、日本でのデータでも、HPVワクチン接種世代で子宮頚がんリスクが低下していることが明らかになりました。今回は「Medical Tribu...
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ご家庭でのインフルエンザ患者さんの看護について
インフルエンザの流行に伴い、東京都から「家庭でインフルエンザ患者を看護するときの注意点 感染を広げないために気をつけること」というパンフレットが配布されました。もし、お子様やご主人などが感染した場合、この情報はとても有用ですので、私見も交...
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妊婦さん・授乳婦さんが使用できる抗インフルエンザ薬は?
世田谷区内でもインフルエンザによる学級閉鎖が出始めており、これから更に流行することが予想されます。昨今の行政を中心とした啓発活動により、インフルエンザワクチンを摂取される妊婦さんが増えている印象がありますが、ワクチン接種はあくまでも重症化の...
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月経困難症治療薬フリウェル配合錠LDとULDの使用にあたって
当院では月経困難症の治療薬として、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合錠(LEP製剤)を第1に考えています。最近ではヤーズフレックス錠やジェミーナ錠といった長期連続服用が主流になっていますが、4週間ごとの月経を起こさせたい方には、3週間実薬...
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遺伝性乳がん卵巣がん症候群に対する、リスク低減卵管卵巣摘出術後の合併症対策は
ある遺伝子の変異が原因の遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の方は、乳がん、卵管がん、卵巣がんを発症しやすいといわれています。そのため、将来卵巣がんにならないようにするために、あらかじめ卵管と卵巣を摘出する手術、リスク低減卵管卵巣摘出術(...