院長コラム

  • 過多月経に対する止血対応 ~「トランサミン錠」出荷制限を受けて~

    令和4年12月、止血剤の「トランサミン錠(トラネキサム酸)」が出荷制限されるとの連絡が入りました。産婦人科領域では、過多月経に対して使用することが多く、今回の“出荷制限”は今後大きな影響を及ぼす可能性があります。今回、当院としての「過多月経...

  • 「生涯健康教育授業~都立田園調布高等学校~」の報告

    先日、都立田園調布高等学校の1年生男女を対象に、産婦人科医として生涯健康教育授業を行ってまいりました。この授業は今年令和4年度に始まったばかりの、東京都の「生涯の健康に関する理解促進事業」の一環です。初回は都立高校6校が対象で、ご縁があって...

  • 妊娠中・分娩後のうつ状態

    「憂うつで気分がはれず、楽しくない」といった抑うつ気分、「好きだったことにも興味が持てず、何もやりたくない」といった意欲・興味・関心の低下が2週間以上続き、生活に支障をきたす場合は、うつ状態になっている可能性があります。今回は「女性心身医学...

  • 思春期女性が産婦人科を受診する“はじめの一歩”

    初経を経験する12歳頃から、女性ホルモンが安定してくる18歳頃までの思春期女性は、月経トラブルなどの婦人科疾患を抱えていることも少なくありません。しかし、思春期は、産婦人科を受診するのに抵抗を感じる世代でもあります。今回は、思春期女性が婦人...

  • 性感染症を予防するには

    令和4年11月、東京都から「梅毒急増中!」の啓発ポスターが送られてきました。2021年の都の梅毒患者報告数が過去最多となり、特に20~40代男性と20代女性の患者さんが急増しているとのことです。今回は、梅毒やクラミジア感染症などの性感染症を...