院長コラム

  • 外用剤の有効な活用方法~ヒルドイドを中心に~

    先日、「皮膚疾患の診かたと治療のコツ」というセミナーに参加してきました。埼玉医科大学の皮膚科の先生から、外用薬を最大限に活用する方法についてご講演があり、多くのことを教えて頂きました。今回は、そこでの学びの一部、主に血行促進・皮膚保湿剤であ...

  • 当院における産後出血の対応

    単胎の経腟分娩の場合、約75%は産後出血量500ml以下の正常範囲ですが、約25%は500mlを越え、産後出血に対する初期対応が必要であるといわれています。また、東京都の母体救命搬送の40%以上は、分娩後の異常出血が理由であるとも報告されて...

  • 妊娠中の食事と母体体重

    出生時体重が2,500g未満の赤ちゃんを低出生体重児といい、最近増加傾向にあります。その理由の一つに、母体の妊娠中の体重増加が少ないことが指摘されています。今回、日赤医療センターの先生が監修された大塚製薬作成の資料を参考に、妊娠中の食事と母...

  • 主に精神症状に用いられる漢方薬

    月経前症候群、産後うつ、更年期障害など、精神症状を呈する女性は少なくありません。また、一口に精神症状といっても抑うつ、不安感、いらいらなど多岐にわたります。このような精神症状が主体の方には漢方療法を行なうことが多く、今回は頻用される薬剤につ...

  • “万が一”の時は緊急避妊(アフターピル)を

    妊娠を望まない時にセックスをする場合、女性は経口避妊薬(OC)または低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP:月経困難症の治療として)の服用、あるいは子宮内避妊具(銅付加のIUDや黄体ホルモン放出子宮内システムIUS)の使用が不可欠で...