院長コラム

  • 子宮筋腫治療薬「レルミナ錠」について

    2019年3月に新しい子宮筋腫治療薬「レルミナ錠」が発売され、当院でも早速処方を開始しました。今回は「レルミナ錠」の作用と副作用について説明します。  女性ホルモン分泌のしくみはじめに、性成熟女性の女性ホルモン分泌のしく...

  • 尖圭コンジローマは予防可能な性感染症です

    先日、厚生労働省科学研究を基に作成された「女性の健康包括的支援のための診療ガイドブック」が発刊されました。今回はこのガイドブックを参考に、性感染症の一種である尖圭コンジローマの概要および予防・治療について、当院での対応を交えて説明します。...

  • 外用剤の有効な活用方法~ヒルドイドを中心に~

    先日、「皮膚疾患の診かたと治療のコツ」というセミナーに参加してきました。埼玉医科大学の皮膚科の先生から、外用薬を最大限に活用する方法についてご講演があり、多くのことを教えて頂きました。今回は、そこでの学びの一部、主に血行促進・皮膚保湿剤であ...

  • 当院における産後出血の対応

    単胎の経腟分娩の場合、約75%は産後出血量500ml以下の正常範囲ですが、約25%は500mlを越え、産後出血に対する初期対応が必要であるといわれています。また、東京都の母体救命搬送の40%以上は、分娩後の異常出血が理由であるとも報告されて...

  • 妊娠中の食事と母体体重

    出生時体重が2,500g未満の赤ちゃんを低出生体重児といい、最近増加傾向にあります。その理由の一つに、母体の妊娠中の体重増加が少ないことが指摘されています。今回、日赤医療センターの先生が監修された大塚製薬作成の資料を参考に、妊娠中の食事と母...