院長コラム
-
思春期早発症とエストロゲン
思春期とは8~9歳頃から17~18歳頃の期間で、未熟な小児期から性的な成熟期への移行期をいいます。乳房発達から第2次性徴が始まり、陰毛の発現、身長の伸び、皮下脂肪の蓄積を経て初経を迎え、次第に月経周期が順調になります。しかし、「乳房発達が7...
-
子宮筋腫治療薬「レルミナ錠」の使い方
子宮筋腫治療薬「レルミナ錠」が発売されて、約一年が経過しました。これまで1回につき最長14日分までしか処方できませんでしたが、2020年3月から14日分を超える日数を処方できるようになりました。これで、患者さんの通院の負担が少し軽減するので...
-
新型コロナウイルス感染8つの予防策~東京都医師会からの通知から~
パンデミックに入った新型コロナウイルス感染症に関して、先日東京都医師会から都民の皆様に向けた「お知らせ」が通知されました。ご存知の方も多いかと思いますが、「標準的な感染症予防策」について、念のため情報を共有したいと思います。尚、ここでは「症...
-
乳がん術後のタモキシフェンによる更年期障害様症状への対応
乳がんの中にはエストロゲン(女性ホルモン)を取り込んで増殖する性質のタイプがあり、乳がん患者さんの70-80%を占めることが知られています。このようなタイプの方は、術後の追加治療として、エストロゲンを減らす治療や、がん細胞がエストロゲンを取...
-
40歳代以上の女性は脂質異常症の予防・治療のため、今すぐ生活習慣の見直しを
動脈硬化性疾患を予防するためには、脂質異常症の管理が欠かせません。中でも、いかに生活習慣を改善するかが最大のポイントです。今回は、「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2017」(日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会編集・監修)、「産科と...