院長コラム

  • 当院における新生児低血糖の対策

    新生児の低血糖は発達予後に関係するため、その管理は非常に重要です。今回、新生児低血糖に関する情報を共有致します。  新生児低血糖の症状血中ブドウ糖は脳の細胞に必須であるため、低血糖により以下に示すような様々な症状をきたす...

  • 不定愁訴と漢方療法

    不定愁訴とは、症状はあるにもかかわらず、検査しても異常が見つからない状態をいい、症状が多岐に渡り、主観的であることが特徴です。いわゆる西洋医学的な対応では、症状の原因がはっきりしないため、治療に苦慮することが少なくありません。一方、漢方療法...

  • 生活習慣ワンポイントアドバイス

    年に1回、私は東京都医業健康保険組合の健康診断を受けていますが、先日その組合から健診結果と評価が送られてきました。その報告書には、「生活習慣ワンポイントアドバイス」が載っているのですが、とてもシンプルでわかりやすくまとまっています。今回、私...

  • 東邦大学医療センター大橋病院との病診連携

    当院は以前から、田園都市線の池尻大橋にあります東邦大学医療センター大橋病院の「地域医療連携協力機関」に登録しております。先日、医療連携の会が開かれ、諸先生方と意見交換をして参りました。今回は、東邦大学医療センター大橋病院(以下大橋病院と表記...

  • 当院における新生児黄疸の対策

    赤血球が壊れるとビリルビンという物質が産生されます。血清ビリルビン値が正常を超えて増加すると高ビリルビン血症となり、顔や体の皮膚が黄色く染まるようになります。新生児に認められる黄疸を新生児黄疸といい、生理的な黄疸と病的な黄疸に分けられます。...