院長コラム
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更年期障害のホットフラッシュはいつまで続く?
エストロゲン(卵巣から分泌される女性ホルモン)の低下に伴い、閉経前からのぼせ、ほてりといったホットフラッシュがみられる事があります。閉経後数年経過すると自然に軽快することが多いですが、中には60歳を超えてもホットフラッシュに悩まれている方も...
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女性のライスステージと睡眠の質
「寝つきが悪い」「夜中目が覚めてしまう」といった不眠は、妊婦さんや更年期女性によくみられます。実は、性成熟期女性の場合も、月経周期によって睡眠の質に違いがあるそうです。今回は「よぼう医学」(2025年新年号)の「睡眠学入門」を参考に、女性ホ...
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HPVワクチンのキャッチアップ接種の経過措置について
これまで、HPVキャッチアップ接種の締め切りが「2025年3月末日まで」となっていましたが、経過措置がとられることになりました。そのポイントは、次の通りです。〇1997年度~2007年度生まれのキャッチアップ世代または 2008年度生まれの...
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子宮内膜症の疼痛管理に「レルミナ錠」
通常の月経困難症の場合、早めに鎮痛剤を服用することで疼痛が軽減することもあります。一方、子宮内膜症による月経痛、月経期以外の下腹部痛・腰痛、性交痛、排便痛に対しては、鎮痛剤の服薬量を増やしても、疼痛コントロールが難しいことが少なくありません...
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女性ホルモン剤の服用で排卵や月経を長期間止めてもいいの?
月経困難症や子宮内膜症の治療として、LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)や黄体ホルモン製剤を用いる事があります。これらの薬剤を連続服用することで排卵を抑制し、無月経にさせてしまう治療法がありますが、排卵や月経を長期間止める事への...