院長コラム
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低用量ピルや低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬を服用している方が,手術をすることになった時
思春期から性成熟期の女性で、避妊目的で低用量ピル(OC)を服用している方、月経困難症の治療として低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)を服用している方が増えてきました。OC・LEPを服用中の方が何らかの手術を受ける場合は、「血栓症...
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子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)に関する世田谷区の対応~“積極的勧奨の差し控え”に終止符?~
平成25年4月に子宮頚がんワクチンの定期予防接種が開始されましたが、その後、副反応に関する政治的判断により、国や自治体による“積極的勧奨の差し控え”が続いています。しかし、今後は積極的には推奨しないものの、“消極的”ではありますが、事実上接...
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当院における産科出血の対応
お産を取り扱う施設にとりまして、いかに出血を抑えるか、危機的出血になった場合はどのように対応するかが、大変重要な課題です。当院は産科医1人の小規模施設であるため、常日頃から助産師と連携を密にして、安全な分娩を目指しています。今回は、当院にお...
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妊婦さんのスキンケア
妊娠すると生理的に皮膚の状態が変化するため、様々なお肌のトラブルに悩まれる方も少なくありません。今回は「妊婦さんのためのスキンケア・ガイド」(日本産婦人科医会編)と「乾燥肌のボディケア」(持田ヘルスケア株式会社企画)という小冊子の情報を共有...
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ミレーナ(LNG-IUS)の挿入法とその後の検診
過多月経・月経困難症の治療として、黄体ホルモンを持続的に放出する子宮内システム(LNG-IUS)の「ミレーナ」を子宮内に装着する方法があります。分娩の経験がある方で、妊娠を希望されず、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬の服薬の禁忌あるい...