院長コラム

2020年に始めた“3つの取り組み”

今年は世界中が、新型コロナウイルス感染に明け暮れた1年でした。未だに感染拡大が留まらず、不安なお気持ちで年末を迎えていらっしゃる方も多いと思います。
当院でも新型コロナウイルス感染防止に力を注いで参りましたが、来年も気を引き締めて、感染防止に努めて参ります。
さて、本年最後のコラムは、当院で今年始めました3つの取り組みについてお話致します。

 

母親学級、マタニティーヨガの動画配信

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3密を避けるため、今年は母親学級、マタニティーヨガなどの開催を中止致しました。
しかし、より安全な分娩のためには、母親学級、マタニティーヨガは必要不可欠です。
そこで、当院オリジナルの母親学級およびマタニティーヨガの動画を当院スタッフが作成し、配信を開始しました(手作り感が満載です)。
対象は、当院で妊婦健診をされている方に限定していますが、繰り返し何度でも(しかも無料で)視聴して頂けます。

 

婦人科特定疾患治療管理

今年、国の方針で器質性月経困難症が「婦人科特定疾患」に認定されました。それを受けて、当院でも管理計画書を作成し、器質性月経困難症の患者さんに治療方針を説明し、ご納得頂いた上で治療を行っております。
器質性月経困難症とは、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症などの疾患が原因で、月経期間中に下腹部痛、腰痛、嘔気など様々な病的症状がみられるものをいいます。
器質性月経困難症は生活の質を低下させ、不妊や産科合併症の原因になる可能性もあるため、ホルモン治療など長期にわたる管理が必要です。

 

カードによるお支払い

年末に導入した新しい取り組みです。現金を持ち歩かない方が増えていることに加え、感染防止の観点からも導入を決定しました。
現在は、外来患者さんに限り行っていますが、来年以降は対象を広げていくことも検討しています。

 

今年は手探りの中、新たな取り組みを行って参りました。
これからも、当院を受診される全ての方の健康や生活をサポートするため、さらに力を尽くして参ります。
来年も宜しくお願い申し上げます。