院長コラム
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ホルモン補充療法(HRT)の効果
更年期に入り、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下すると、のぼせ、ほてり、発汗、いらいら、抑うつ、不眠などの更年期障害が出現することがあります。また、自然閉経前に両側卵巣を摘出した場合も、卵巣から分泌される女性ホルモンが急激に低下する...
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当院での逆子(骨盤位)の管理
骨盤位での経腟分娩は、頭位での経腟分娩に比べて周産期の予後が悪いといわれているため、ほとんどの骨盤位分娩は帝王切開となります。今回は、当院の妊婦健診で、骨盤位となってしまった場合の対応について説明します。 骨盤位の頻度骨盤位は妊娠...
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「子宮内膜症」の治療方針
当院の診察で子宮内膜症が疑われた場合、以下のような治療方針で対応しております。 高次施設への紹介各種検査で卵巣チョコレートのう胞がかなり大きい方や悪性の可能性が否定できない方、すぐに妊娠を希望されている不妊症の方に対しては、手術が...
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「子宮内膜症」の検査の流れ
月経痛や排便痛・性交痛などを主訴にご来院された方、あるいは健診などで子宮内膜症や卵巣チョコレートのう胞を指摘された方に対して、当院ではどのように診察を進めているのかをお話致します。 問診一般的な内容以外に、月経痛の程度、月経時の下...
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その月経痛の原因は「子宮内膜症」かも知れません
月経痛の原因には、明らかな病気がない「機能性」のものと、子宮や卵巣関連の病気が原因となっている「器質性」のものとがあり、子宮内膜症は器質性に分類されます。子宮内膜症は、最近特に増加しており、性成熟女性の10人に1人は子宮内膜症といわれていま...