院長コラム

  • 不定愁訴と漢方療法

    不定愁訴とは、症状はあるにもかかわらず、検査しても異常が見つからない状態をいい、症状が多岐に渡り、主観的であることが特徴です。いわゆる西洋医学的な対応では、症状の原因がはっきりしないため、治療に苦慮することが少なくありません。一方、漢方療法...

  • 生活習慣ワンポイントアドバイス

    年に1回、私は東京都医業健康保険組合の健康診断を受けていますが、先日その組合から健診結果と評価が送られてきました。その報告書には、「生活習慣ワンポイントアドバイス」が載っているのですが、とてもシンプルでわかりやすくまとまっています。今回、私...

  • 東邦大学医療センター大橋病院との病診連携

    当院は以前から、田園都市線の池尻大橋にあります東邦大学医療センター大橋病院の「地域医療連携協力機関」に登録しております。先日、医療連携の会が開かれ、諸先生方と意見交換をして参りました。今回は、東邦大学医療センター大橋病院(以下大橋病院と表記...

  • 当院における新生児黄疸の対策

    赤血球が壊れるとビリルビンという物質が産生されます。血清ビリルビン値が正常を超えて増加すると高ビリルビン血症となり、顔や体の皮膚が黄色く染まるようになります。新生児に認められる黄疸を新生児黄疸といい、生理的な黄疸と病的な黄疸に分けられます。...

  • 先天性風疹症候群の児の出産報道を受けて ~皆で妊婦さんを風疹から守る行動を~

    2018年夏以降風疹が流行していますが、2月1日、先天性風疹症候群の児の出産が確認された、との報道がありました。2013~14年に風疹が大流行した際には45名の先天性風疹症候群が報告されましたが、わが国ではそれ以来の発生です。この報道を受け...