院長コラム

  • 更年期女性の動脈硬化性疾患予防のための食事

    女性ホルモンのエストロゲンには血管の内側にある細胞を保護する作用があるため、閉経前の女性は同年代の男性と比べて動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳卒中など)が低いことが知られています。ただし、閉経後にエストロゲンの分泌が急激に減少すると、女性でも動...

  • 更年期女性の骨粗しょう症予防の食事療法

    更年期にエストロゲンが急激に減少すると、骨がどんどん溶けて骨密度が低下し、放置していると骨粗しょう症となってしまう危険性があります。骨粗しょう症の予防には運動と食事が大切ですが、今回は「女性医学ガイドブック 更年期医療編 2019年度版」(...

  • 過活動膀胱の薬物療法

    膀胱が勝手に収縮するため、急に我慢することが困難な尿意をきたすことがあります。このような状態を過活動膀胱といい、生活の質を下げる厄介な病気です。今回は、先日行なわれました関東中央病院泌尿器科の先生による過活動膀胱についてのご講演の内容と、「...

  • エストロゲンが及ぼす女性の体型・行動への影響

    女性ホルモンのエストロゲンは月経、排卵、妊娠をはじめ、女性にとって非常に重要なホルモンです。エストロゲン(estrogen)の語源は、est(発情、性的な欲望)+gen(呼び起こす)の合成語で、「性的な欲求を呼び起こす物質」として命名された...

  • ホルモン補充療法と子宮体がんとの関連

    子宮を有する女性に対して、エストロゲンという女性ホルモンのみを投与すると子宮体がんのリスクが上昇することが知られています。また、子宮体がんの術後の卵巣欠落症状(更年期障害)に対して、ホルモン補充療法(HRT)はほとんど行なわれていないのが現...