院長コラム

令和5年9月19日インフルエンザワクチン接種スタート(対象:妊婦さん+当院通院中の婦人科の方)

今年もインフルエンザ感染流行の季節が近づいてきました。例年は10月から妊婦さんを対象にインフルエンザワクチン接種を行って参りましたが、今年は少し早めの9月19日より開始致しました。また、今年は妊婦さんだけでなく、当院通院中の婦人科の方も接種対象と致しました。

妊婦さんはインフルエンザウイルスに感染してしまうと重症化のリスクが高くなることが知られており、自然流産・早産・低出生体重児・胎児死亡が増加するとの報告があります。
そのため、妊娠全期間を通じてワクチン接種が強く勧められています。もちろん、妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種しても、胎児に悪影響を及ぼすことはありません。

また、インフルエンザワクチンには防腐剤(エチル水銀:チメロサール)を含むタイプと含んでいないタイプがありますが、どちらを妊婦さんが接種しても問題はありません。

当院では、在庫の関係で、妊娠9週以降の妊婦さんを対象とし、まずは「防腐剤の入っていないタイプ」を摂取するようにしております。ただし、在庫がなくなり次第、「防腐剤の入っているタイプ」に切り替える旨、ご了承下さい。
一方、当院通院中の婦人科の方には、「防腐剤の入っているタイプ」を接種致します。

ちなみに、当院でのインフルエンザワクチン接種費用は、当院におかかりの妊婦さん・婦人科の方:3,700円(税込)、接種のみ当院をご希望の妊婦さん:4,800円(税込)となっております。
在庫の都合上、ご希望の方は早めの接種をお勧め致します。