院長コラム

更年期女性の皆さんへ ~朝活のススメ~

ゴールデンウィークをきっかけに、健康のために新たな取り組みを始めようとしていらっしゃる方も多いかも知れません。
特に、更年期女性は運動不足になりがちのため、運動習慣を身につけたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、仕事や家事・育児で忙しい上に、女性ホルモンの減少に伴う様々なトラブルを抱えている更年期の方々に向けて、“朝活”としてのウォーキングやスロージョギングをお勧めしたいと思います。

無理のない有酸素運動 ~ウォーキング・スロージョギング~
エストロゲンという女性ホルモンは、骨を強しく、血管をしなやかにする作用があります。ところが、更年期に入ってエストロゲンが低下し始めると、骨量低下や動脈硬化のリスクが高まります。
それらのリスクを抑えるためには、食生活の改善や運動習慣といった生活習慣の見直しが必要です。特に、生活習慣病発症リスク低減のためには「歩行と同等以上の強度の身体活動を毎日60分行う」事が推奨されています。
日常生活の中でこまめに身体を動かすことは大切ですが、やはり定期的な運動習慣を生活に取り入れることがいいでしょう。
激しく長時間のエクササイズは、逆効果になる恐れがあります。その点、10~30分程度の早歩きやスロージョギングであれば、無理なく始められて、継続しやすいと思われます。

朝の太陽の光を浴びながら
夜は疲れている事が多いため、運動習慣を生活に取り入れるのであれば朝の時間帯がいいでしょう。
朝、目を覚まして太陽の光を浴びると、脳内神経伝達物質であり“幸せホルモン”とも言われている「セロトニン」の分泌がアップします。
さらに、リズミカルな運動によって、セロトニンの分泌がより活発になります。
しかも、セロトニンは夜になると“睡眠ホルモン”といわれる「メラトニン」の材料になるため、“朝活”が良質な“睡眠”に繋がります。
反対に、セロトニン分泌が低下すると、気分の落ち込みや意欲の低下、不眠といった精神症状が悪化する可能性があります。
ちなみに、骨を丈夫にする作用があるビタミンDは、紫外線を浴びることにより皮膚で産生されます。時間帯でいえば日中の紫外線は強いため、皮膚へのダメージも考えると、紫外線が比較的弱い朝がお勧めです。

“平気な顔でかなり無理してたこと 叫びたいのに懸命に微笑んだこと 朝の光にさらされていく…”
とあるバンドの春の歌の一節です。

日頃から多忙でストレスを抱えていらっしゃる方こそ、朝日を浴びながらのウォーキング・スロージョギングで、心身共にリフレッシュし、より健康的になりましょう。