院長コラム

  • 偽閉経療法中の骨粗しょう症予防

    子宮筋腫や子宮内膜症に対する治療として、人工的に閉経状態にする「偽閉経療法」があります。具体的には、レルミナ錠の内服、リュープロレリン注の皮下注などですが、原則として6か月までの治療期間となります。というのも、長期間の閉経状態により、骨密度...

  • 外科的閉経に伴うトラブルのサポート

    子宮筋腫、子宮腺筋症といった良性疾患や子宮頚がん、体がん、卵巣がんといった悪性疾患に対して、子宮や卵巣を摘出することがあります。卵巣を両側摘出した場合はもちろん、卵巣を温存していた場合でも、血中の女性ホルモン(エストロゲン)が低下し、更年期...

  • 当院での「妊婦さん対象インフルエンザワクチン接種」が終了(令和5年1月)

    当院では令和4年10月から、妊婦さんを対象にインフルエンザワクチン接種を行って参りました。しかし、この度在庫の都合により、令和5年1月11日をもちまして、今シーズンのインフルエンザワクチン接種を終了と致しました。妊婦さんは、インフルエンザウ...

  • 黄体ホルモン製剤による不正子宮出血に対する漢方療法

    月経困難症や子宮内膜症に対する治療薬として、黄体ホルモン製剤である「ディナゲスト錠」「ジエノゲスト錠」が広く使用されています。比較的副作用の少ない薬剤ですが、子宮出血をきたすことが少なくありません。今回は、黄体ホルモン製剤による不正子宮出血...

  • 月経困難症に対する女性ホルモン療法

    月経期間中に起こる病的な症状を「月経困難症」といいます。具体的には、下腹部痛・腰痛・嘔気・頭痛・疲労感・いらいら・憂うつ・下痢など、様々な身体的・精神的症状がみられます。今回、月経困難症に対する女性ホルモン療法について、当院での対応を交えな...