院長コラム

  • 卵巣がんの予防・早期発見は可能か?

    女性の200人に一人が卵巣がんで亡くなるといわれています。子宮頚がん・体がんで亡くなる方は300~400人に一人と言われていますので、婦人科悪性腫瘍の中でも卵巣がんは死亡率が高いといえます。早期発見が難しい卵巣がんですが、日本産科婦人科学会...

  • 妊娠期・産褥期の向精神薬服用について

    先日、日本周産期メンタルヘルス学会の学術集会に参加してきました。妊娠前、妊娠中、産褥期の様々な精神的なトラブルに対する予防法・治療法・対応策など多くの発表があり、大変勉強になりました。今回は、学会のシンポジウムのテーマにもなった、妊娠期・産...

  • 子宮頚がんの一次予防と二次予防

    近年わが国でも、少しずつ子宮癌頚がん検診の受診率が上昇していますが、いまだ40%程度に留まっており、目標の50%に届いていないのが現状です。東京都予防医学協会が発行する「よぼう医学 秋号」に、若い世代の子宮頚がん検診受診率アップを目指した特...

  • 当院における染色体検査の対応

    先天性疾患は生まれてくる赤ちゃんの3~5%に認められ、そのうち染色体異常は25%程度と言われています。先日、国立成育医療研究センター遺伝診療科の先生から、染色体異常に関するご講演があり、いろいろ勉強させて頂きました。今回は、染色体検査に対す...

  • “口は第2の性器” コンドームで性感染症の予防を

    先日の母体保護法指定医研修会では、性感染症について日本家族計画協会の先生からご講演がありました。今回は、性行動の多様化やSNSの普及による性感染症の拡大、感染者の増加が特に著しい梅毒など、現代の性感染症に関する問題点を共有したいと思います。...