院長コラム

令和3年を振り返って

新型コロナウイルス感染の拡大2年目の今年、ワクチン接種などの効果により、秋以降は新規感染者が減少しておりました。しかし、年末に入り、オミクロン株の市中感染など、再び感染者が増加傾向にあることは気がかりです。
さて、令和3年最後のコラムとなる今回は、今年行いました当院の取り組みについてお伝え致します。

 

立ち会い分娩・入院中面会・マタニティヨガの“限定的再開”

新型コロナワクチン2回目の接種が広まった時期より、ご主人と子供たちに限り、立ち合い分娩を再開しました。ただし、ご家族にとって掛け替えのない貴重な機会ではございますが、感染防止の観点から時間制限を設けております旨、何卒ご了承下さい。
また、第5波の収束に伴い、ご入院中、ご主人と子供たちのご面会も再開しました。曜日や時間の制限などご不便をお掛けしておりますが、ご理解、ご協力を賜りました皆様方に対しまして、深く御礼申し上げます。
マタニティヨガについては、昨年から動画配信をしておりますが、今年は週に一回、感染防止対策を行いつつ、“リアル”でのヨガ教室を再開しました。特に当院分娩予定の初産の方は、安産のためにも是非ご参加頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

初期流産手術・人工妊娠中絶手術の“局所麻酔導入”

妊娠週数が初期の方、経腟分娩の経験のある方を中心に、初期流産手術・人工妊娠中絶手術の麻酔法として、局所麻酔(傍頸管ブロック)を導入致しました。
全身麻酔ではないため、術後の診察で異常がなければ、術後1時間ほどでお帰り頂くこともできます。尚、術中に強い疼痛を認めた方には、麻酔薬を用いた全身麻酔へ移行することも可能です。

 

「モナリザタッチ」施術費の“料金改定”

女性ホルモンの低下や加齢ともなう変化により、腟・外陰部は乾燥・萎縮し、様々なトラブルをきたす方は少なくありません。そのような方々に対して、数年前より腟・外陰部レーザー治療である「モナリザタッチ」を行って参りました。
本来の施術料金は、初回88,000円、2回目77,000円ですが、外陰部レーザー治療が有用であると思われる方には、積極的に施術して頂きたいため、初回33,000円、2回目以降55,000円へ料金を改定致しました。
腟・外陰部の乾燥感や性交痛など不快症状にお悩みの方は、是非「モナリザタッチ」をご検討下さい。

 

今年一年、当院をご利用頂きました方々、この「院長コラム」をお読み頂きました皆様、誠に有難うございました。
来年も、さらに良質な産婦人科診療、お役に立てる情報提供を心掛けて参りますので、宜しくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎え下さい。