院長コラム
より健康的な人生を送るための生活習慣 〜プレコンセプションケアも含めて〜
将来、より安全な妊娠・出産を迎えるため、早い時期から正しい知識を持ち、健全な生活習慣を身につける事が大切です。
これをプレコンセプションケア(受胎・妊娠する前の心身のヘルスケア)といい、最近若い世代の男女に広まりつつあります。
プレコンセプションケアで勧められている生活習慣は、妊娠を考えていない方にとっても有用ですので、そのポイントについて情報共有致します。
◯栄養管理:バランスの取れた食生活
現代女性に不足しがちな栄養素として、タンパク質が挙げられます。タンパク質は体を作る上で欠かせないため、肉類・魚介類・乳製品・大豆製品などを積極的に毎食摂取することが大切です。
また、ビタミンB群(葉酸含む)・ビタミンDと言った各種ビタミン、鉄・カルシウムなどのミネラル不足も、貧血・骨密度低下・抑うつ傾向などに影響を及ぼします。緑黄色野菜・きのこ類・魚介類などから摂取しましょう。
◯体重管理:適切な運動習慣
体重kg÷身長m÷身長mで計算された値をBMIといい、体格の指標に用いられます。
18.5以上、25.0未満におさまる体重が適正であり、この範囲に体重を維持する事が健康に繋がります。
そのためには、適切なエネルギー摂取量に注意すると同時に、適度な運動習慣を身につける事も重要です。
プレコンセプションケアとして、「少し息が上がるが、会話できる程度」の強度で、1週間に150分程度の運動が推奨されています。ウォーキング、筋トレなどの運動習慣を身につけましょう。
◯ストレス管理:良質な睡眠とリラックス法
過度なストレスは自律神経の働きやホルモンバランスに悪影響を及ぼすため、日々の暮らしの中で蓄積するストレスを上手に発散する事が大切です。
まずは良質な睡眠を確保するため、睡眠前はリラックスして過ごし、適切な睡眠時間を確保しましょう。
また、音楽、読書、ヨガ、ストレッチ、入浴、アロマ、マインドフルネスなど、ご自身に合ったリフレッシュ法をいくつか持っておくのも良いかも知れません。
もちろん、喫煙や過度の飲酒は様々な健康被害の原因となるため、禁煙・禁酒(節酒)を心掛けましょう。
以上のような健康的な生活習慣は、思春期から身に付ける事が望ましいと思われます。
また、妊娠希望の有無にかかわらず、20~40代の女性にとって日々の生活を見直すきっかけになると思います。
さらに更年期女性にとってもプレコンセプションケアは有用ですので、ご自身の健康維持・増進のために是非ご参考頂ければと思います。