院長コラム

くしゃみやスポーツで「尿漏れ」しませんか?

前回は「切迫性尿失禁」についてのお話でしたので、今回は「腹圧性尿失禁」について説明します。

 

「腹圧性尿失禁」とは?

尿道などを支えている骨盤底筋などの筋力が低下し、尿道をしっかり締め付けることができず、尿漏れをきたす状態です。

40歳以上の女性の8人に1人が腹圧性尿失禁の症状を経験しており、特に経腟分娩を経験した女性に多く見られます。

また、尿漏れを自覚している30~60代女性の内、咳やくしゃみで尿漏れしてしまう方は約85%、スポーツなどで腹圧がかかった時に尿漏れがある方は約25%、との報告があります。

 

腹圧がかかる動作の例

・ せき、くしゃみ、笑う
・ 走る・テニス・ゴルフなどのスポーツ
・ 重いものを持ち上げる
・ 坂道や階段の昇り降り

 

腹圧性尿失禁の治療

通常、以下の二つが行われています。

① 骨盤底筋体操(前回のコラムで説明)

② 手術療法
(当院では手術療法は行っていないため、もし必要な場合は高次施設の泌尿器科に紹介致します。)

ただし、骨盤底筋体操の効果判定には少なくとも3ヶ月以上が必要ですが、体操のみではあまり改善しないケースも見受けられます。

更に、手術療法による尿失禁の改善率は80~90%と非常に高いものの、手術に対する抵抗感をお持ちの方や、なかなか手術に踏み切れない方も多くいらっしゃいます。

そこで、当院では第3の方法、

膣・外陰レーザー「モナリザタッチ」

を提案させて頂いております。

 

「モナリザタッチ」の尿漏れに対する効果

閉経に近づくと女性ホルモンが減少し、外陰・腟の皮膚、皮下組織、粘膜などが萎縮します。
「モナリザタッチ」はその萎縮をレーザーにより改善する施術です。排尿障害だけでなく、腟萎縮により生じるかゆみ、におい、乾燥、性交痛、腟のゆるみ、外陰部のしわ・たるみなど、さまざまな不定愁訴の改善が期待できます。

他施設のデータですが、3回の施術による尿漏れの改善率は切迫性・腹圧性ともに60%近くあり、1回の施術でも約90%の方が満足している、との報告もあります。
また、「モナリザタッチ」と「骨盤底筋体操」とを組み合わせると、更に効果的であるとも言われています。

 

当院は婦人科ですが、「尿漏れ」「頻尿」などの泌尿器系の症状でお悩み方も、是非ご来院下さい。
様々な治療で「生活の質の向上」をお手伝い致します。