軽い熱中症には漢方薬を|世田谷区の産科・婦人科「冬城産婦人科医院」

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院長コラム

軽い熱中症には漢方薬を

梅雨明けと同時に気温が上がり、8/7には東京などに初の「熱中症警戒アラート」が発令されました。今後しばらくは熱中症に十分気をつける必要があり、こまめな水分摂取、適切な塩分補給、十分な休息など、熱中症予防が重要です。このような一般的な対策に加えて、今回は漢方薬の利用をご提案したいと思います。

 

清暑益気湯(セイシエッキトウ)

効能・効果は「暑気あたり、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠感、夏やせ」です。比較的体力が低下した方で、食欲不振、全身倦怠感を認める場合に用いられます。また、軟便、尿量減少、自然発汗、手足の熱感を伴う場合にも適応があり、いわいる“夏やせ”、“夏負け”の改善が期待されます。

 

補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

効能・効果は「夏やせ、病後の体力増強、食欲不振、感冒、多汗症」など多彩です。比較的体力の低下した方で、全身倦怠感、食欲不振がみられる場合に用います。産婦人科的には、産後の倦怠感が強い褥婦さん、疲労感や発汗を認める中高年女性に処方することが多い漢方薬です。

 

六君子湯(リックンシトウ)

効能・効果は「胃炎、胃下垂、消化不良、胃痛、嘔吐」で、比較的体力に低下した方が対象になります。胃腸機能が低下して、食欲不振、みぞおちの膨満感などがみられる場合に処方され、特に、全身倦怠感、手足の冷えを伴う場合や腹壁の緊張が弱く、胃内に水が溜まっているような場合が適応になります。

 

五苓散(ゴレイサン)

効能・効果は「浮腫、下痢、悪心・嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、暑気あたり」などで、口渇、尿量減少の方に処方されます。気圧の変化に伴う頭痛や二日酔いにも用いられますが、熱中症の初期にみられる胃腸機能低下にも有効です。

 

白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)

効能・効果は「のどの渇きとほてりのあるもの」で、比較的体力のある方の軽い熱中症に効果があります。

 

 

熱中症にならないためには、不要不急の外出を避け、室内の温度や湿度にも十分注意し、こまめに水分と塩分を摂取し、ゆっくり休息をとることです。
少しでも倦怠感や胃腸症状の低下を感じたら、漢方薬の力を借りることもご検討下さい。

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