院長コラム
暑い夜、眠れていますか?
夜、寝苦しくて十分な睡眠をとれてない方も多いのではないでしょうか。
日本人は世界の中でも最も睡眠時間が短く、5人に1人が何らかの睡眠問題を抱えているとのことです。
今回は、「健康プラザ No.605」(日本医師会企画)を参考に、睡眠と健康について情報共有致します。
不眠・睡眠不足が及ぼす様々な悪影響
不眠や睡眠不足は、昼間の眠気・倦怠感・不安・いらいらの原因になり、仕事上の能率や生産性の低下、家事や育児への悪影響など、生活の質の低下に繋がります。さらに、産業事故や交通事故の誘因になる事もあります。
また、肥満・高血圧症・糖尿病・脂質異常症・心血管の病気・うつ病・認知症など多くの心身の病気の誘因や増悪因子になることが知られており、がんの発症率も増加するようです。
良い睡眠の指標
良い睡眠を考える上で「睡眠時間」と「睡眠の質」の二つが重要です。時間としては、成人では少なくとも6時間以上(6~9時間)が必要と言われており、一日のスケジュールでは必要十分な睡眠時間を確保するよう、就寝時刻と起床時刻を決めてルーチン化するのもいいでしょう。
また、睡眠の質は「睡眠休養感」つまり「目覚めた時に心身が休まったという感覚」で評価します。
食生活や運動などの生活習慣や、寝室などの生活環境を見直すことで、起きた時のスッキリ感をいかに高めていくか、が非常に重要になります。
良い睡眠のポイント
朝は一定の時刻に起床し、朝食をとり、日光を浴びましょう。
夕方は、散歩などの適度な運動を行う事も良いそうです。
就寝前はアルコール、カフェイン、喫煙は控え、パソコンやスマホは避けましょう。
反対に、リラックスするための音楽、アロマ、ヨガ、ストレッチ、就寝1~2時間前の入浴は睡眠を促します。
寝室は適温で暗く、静かな環境にしましょう。
睡眠は、心と体と頭を休ませて、メンテナンスするために必要な時間です。
心身の病気の予防、生活の質の向上のために、睡眠の時間と質を大切にしましょう。
もし、生活習慣や生活環境を見直しても睡眠の時間と質が向上しなければ、「睡眠外来」の受診をお勧めします。