院長コラム

高校1年生相当の皆さんへ、9月中に1回目のHPVワクチン接種を!

子宮の入り口である子宮頚部という所に発生するがんを「子宮頚がん」といい、わが国では年間約10,000人がかかり、約2,700人の方々が亡くなっています。
20代から30代に急増し、ちょうど妊娠・出産・育児の時期と、子宮頚がんになりやすい時期が重なってしまう、大変怖い病気です。

子宮頚がんは、性交によって感染する「発がん性の高いヒトパピローマウイルス(ハイリスクHPV)」が主な原因ですが、HPVワクチン接種によって約90%も子宮頚がんになるリスクを減らすことができます。
15歳以上の方の場合、合計3回の接種が推奨されており、わが国では小学校6年生から高校1年生相当の女子について、その期間に限り3回とも無料(本来であれば合計10万円相当!)で接種することができます。
ただし、高校二年生相当になってしまうと有料になってしまうため、3回とも無料で接種するためには、高校1年生相当の3月31日までに3回目の接種を終わらす必要があります。

実は3回の接種の間隔には約束事があり、標準的な接種間隔は1回目と2回目の間が2か月、2回目と3回目の間が4か月、つまり「1回目接種してから6か月後に3回目の接種」となります。
したがって、3回目を令和9年3月中に接種するためには、1回目を今年の9月中に接種していないと間に合わなくなります(2回目は今年の11月)。

9月も中旬を迎え、後半にはシルバーウイークもあるため、接種できる施設や期間が限られてしまいます。
もちろん、高校2年生以上になっても自費で接種することはできますが、“10万分が無料になるチャンス”をみすみす見逃すのはもったいないですよね。
これまで1回もHPVワクチン接種をしていない方は、早めに医療施設へ予約し、まずは9月中に1回目を接種しましょう。