院長コラム
減量のための食事のポイント
肥満とは、体に脂肪が蓄積し、体格の指標であるBMI(体重㎏÷身長m÷身長m)が25以上の状態を言います。
肥満の方は、生活習慣病、心血管系疾患、肝機能障害など重篤な疾患のリスクが高くなるだけでなく、月経不順・不妊・妊娠中の高血圧や糖尿病といった女性ならではの健康被害の可能性も高まります。
今回は、肥満の方に心掛けて頂きたい食生活の工夫について、情報共有致します。
栄養バランスに注意
三大栄養素と言われる炭水化物・蛋白質・脂質のバランスは、50~60%・20%・20~30%が良いとされています。
肥満の方は炭水化物や脂質の割合が多くなりがちですので、こられらに食べ過ぎに注意しましょう。同時に、ビタミン・ミネラルの摂取も重要です。
ちなみに、炭水化物が中心の「主食」、蛋白質が中心の「主菜(メインのおかず)」、ビタミン、ミネラルが豊富な「副菜(野菜のおかず)」の“3つ”をそろえる事が、バランスの良い食事には欠かせません。
蛋白質の適切量の目安
蛋白質は、筋肉はもちろん体全体を構成する最も大切な栄養素で、減量を維持する効果があるため、十分に摂取する必要があります。
目安として、一日に食べて頂きたい量は、肉・魚の場合は片手の掌サイズ、手の厚み程度です。
さらに卵、豆腐などの大豆製品を片手分と換算し、肉・魚・卵・大豆製品で両手一杯分を目安にするのが良いそうです。
ビタミン・ミネラルの適切量の目安
緑黄色野菜と淡色野菜を1:2の割合で、合わせて1日350g以上が望ましいようです。
目安として、緑黄色野菜を両手一杯、その他の淡色野菜を両手2杯分を合わせた量を摂取しましょう。
ちなみに、野菜に含まれる食物繊維は、血糖値の急上昇を抑え、中性脂肪の合成を促進するインスリンの分泌量を低下させる働きがあり、ダイエットの強い味方です。
BMIが高めで、月経不順(無月経)がみられる方や、妊娠を近く希望されている方は、食生活の見直しから取り組んでみてはいかがでしょうか。
さらに、適切な運動(日常身体活動のアップ)、良質な睡眠も体重のコントロールに有用です。
現在、標準体重の方でも肥満予防のため、“食欲の秋”を迎える前に生活習慣を見直されることをお勧めします。