院長コラム

東京アラートは解除されましたが、当院の新型コロナウイルス感染症予防対策は継続します

東京での新型コロナウイルス感染症の新規患者数が30名以下で推移しており、6/11に東京アラートが解除され、ステップ2からステップ3へ移行しました。
確かに第一波は収束傾向にありますが、アラート解除後の新規感染者増加が危惧されており、今後第二波、第三波に襲われることも予想されています。
そのような中、産婦人科医向けに愛知医科大学臨床感染症学の先生による新型コロナウイルス感染に関するWeb講演会がありました。
今回は、このWeb講演内容や医師会、日本産科婦人科学会からの通達などを参考に、今後の当院における新型コロナウイルス感染症予防対策について報告致します。

 

 

引き続き、妊婦健診時のご主人のお付き添いはご遠慮頂いております

待合室の“三密”を防ぐため、妊婦健診時のご主人のお付き添いは、「無期限」でご遠慮頂いております。ただし、超音波検査の胎児の画像をご本人がスマホで撮影して頂くことは可能ですので、お声掛け下さい。

尚、流産手術や他院への紹介などが必要な際、その説明をご主人と一緒にお聞きになりたい場合は、ご主人にも来院頂くことができます。

 

 

分娩室は三密のため、しばらくはご主人の分娩立会いはご遠慮頂きます

Web講演会の感染症専門医のお話では、分娩室は三密を避けられないため、しばらくは「立会い分娩はするべきではない」とのことです。
当院としましても、分娩室は広くないため、新型コロナウイルス感染症が収束するまでは、引き続きご主人の分娩立会いができない旨、ご了承下さい。

ただし、分娩後母児ともに異常がない場合は、お母様の処置や清拭が終わりましたら、ご主人に限り、マスク装着の上、15分程度を目安に、分娩室で奥様と赤ちゃんとご面会頂く事が可能です。

 

 

ご入院中のご面会はご主人も含めて、今後しばらくご遠慮頂きます

陣痛や破水でご本人がご入院される場合は、ご主人もご一緒にご来院頂ければ、診察室にて方針や分娩の見通しをお伝えすることができます。

ただし、その後はご退院まで、ご主人も含めてご家族やご友人の面会をご遠慮頂いております。ご退院のお迎えの際も、ご主人は待合室までとさせて頂き、お部屋にはお入りできない旨、ご了承下さい。

 

 

しばらく当院では、これまでの感染症対策を継続することになります。
今後、新規感染者数の推移や厚生労働省・保健所・医師会などからの通達などを総合的に判断し、ご主人の立会いや入院中のご面会については検討して参ります。
ただし、制限解除についてはホームページで一律に告知することはせず、状況に応じて妊婦さん個々にお伝えするように致します。
皆様も、引き続き“三密”を避け、丁寧な手洗い、マスク装着を心掛けましょう。