院長コラム

更年期障害治療薬「メルスモン注射」の回数制限のお願い

「メルスモン注射」はヒト胎盤由来の「プラセンタ注射」の一つで、更年期障害に対して保険適応があり、当院でも多くの中高年女性の皆様方に使用しております。
この度、製薬会社から「メルスモン注射剤の出荷停止」の連絡がありました。出荷停止の理由は、製造販売に関する事務的な問題のようで、製品の品質、安全性には影響はないとのことです。
しかし、出荷再開には手続き上約1年の期間を要するようで、近々製薬会社の製品在庫がなくなってしまうそうです。
そのため、今後当院の入荷も困難となってしまう事から、当院でのメルスモン注射の回数を以下のように制限させて頂く事と致しました。

令和5年

〇2月20日(月)~3月4日(土) お一人2回/週まで

 

〇3月6日(月)~5月頃まで お一人1回/週まで(3月以降、4回/月まで)

 

〇当院の在庫なくなり次第、一旦休止

 

当院では「メルスモン注射」を「ホルモン補充療法」「漢方療法」と共に“更年期医療の3本柱”の一つと考えています。
今後、メルスモン注射剤が安定供給されるまで、代替の方法を検討して参ります。
この度の注射回数の制限につきまして、皆様方に大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解、ご協力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。