院長コラム

大変お待たせしました!「メノエイドコンビパッチ」の出荷が再開‼

令和8年5月下旬、長い間出荷停止となっていましたメノエイドコンビパッチ(経皮吸収型卵胞・黄体ホルモン製剤)の出荷が再開致しました。
5月30日、近隣の薬局から入荷の連絡を受け、6月1日、当院でも正式に処方再開することと致しました。

更年期などでエストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下すると、のぼせ・発汗・動悸・抑うつ・いらいら・肩こり・腰痛といった更年期症状がみられる事があります。
このような更年期症状が強くなり、日常生活に支障をきたすようになった状態を更年期障害といいます。
更年期障害になってしまうと、仕事・家事・育児・介護・趣味などの活動の質が低下するため、婦人科を受診して頂き、必要に応じて治療されることが望ましいです。

薬物療法の中で主流となっているのが、少なくなったエストロゲンを補充するホルモン補充療法(HRT)です。
ただし、子宮がある方がエストロゲン製剤のみを長期にわたって使用すると、子宮体がんのリスクが高くなります。そのリスクを軽減するために、黄体ホルモン製剤を併用する必要があります。

HRTに用いるホルモン剤には、エストロゲン製剤、黄体ホルモン製剤・そしてエストロゲンと黄体ホルモンの配合剤があります。つまり、子宮がある方は、エストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤を別々に用いるか、配合剤を使用しなくてはいけません。
今回出荷が再開されたメノエイドコンビパッチは、エストロゲンと黄体ホルモンとの配合剤であり、一枚で二つの成分を投与することができるため、別個に黄体ホルモン製剤を服用する必要はありません。

さらに、皮膚から吸収するため、胃腸や肝臓への負担が少なく、消化器系が弱い方や、他に内服薬を使用している方には、特にお勧めです。
メノエイドコンビパッチは、週二回(3~4日に一回)下腹部は貼って頂く製剤で、他の製剤を使用していた方も切り替えが可能です。

以前メノエイドコンビパッチを使用していたけれど出荷停止によって他剤への変更を余儀なくされた方、
これまで他のエストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤の二種類を使用している方、
HRTをしたことがないけれど経皮剤に興味がある方、
是非メノエイドコンビパッチの使用をご検討下さい。