院長コラム
食生活を整えてメンタルの安定を
バランスの取れた食事は、身体だけでなく、脳の働きを改善し、精神的な不調を改善させることが知られています。
特に、タンパク質、ビタミン、不飽和脂肪酸は、メンタルを整えるためには必要不可欠です。
今回は、これらの栄養素が豊富に含まれる食品について情報共有致します。
タンパク質(アミノ酸)
精神を安定させる脳内神経伝達物質であるセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸で作られています。
タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されており、その内、体内で作り出すことができない9種類のアミノ酸(食べ物で摂取する必要があるアミノ酸)を必須アミノ酸といい、トリプトファンもその一つです。
つまり、必須アミノ酸を摂取するためには、積極的にタンパク質を含む食品をしっかり摂る必要があります。タンパク質というと、筋肉を作る、というイメージがありますが、メンタルにとっても大切です。
良質なタンパク質が含まれている食品は、鶏肉、豚肉などの肉類(脂身を除く)、魚、海老、イカなどの魚介類、納豆、豆腐などの豆類、牛乳、チーズなどの乳製品などがあります。
アレルギーなどのため体質的に摂取できない食品を除き、様々な食品を毎回の食事に取り入れる事をお勧めします。
ビタミンB群・ビタミンD
ビタミンやミネラル、特に、葉酸、ビタミンB6、B 12といったビタミンB群やビタミンDは、メンタルの健康にも有益である事も知られています。
抑うつなどの精神疾患と関係の深いセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった脳内神経伝達物質の生成には、これらのビタミンが欠かせません。
葉酸は、ほうれん草・ブロッコリー・枝豆など、ビタミンB6は、サケ・鶏むね肉・カツオなど、ビタミンB12は、あさり・しじみ・サンマなど、ビタミンDは、イワシ・サケ・干しシイタケなどに多く含まれています。
不飽和脂肪酸(DHA・EPA)
脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がありますが、心身の健康には不飽和脂肪酸が大切です。
その中でも、DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)は、脳神経の再生や炎症の抑制などの作用があるため、メンタル的にも積極的に摂取したい栄養素です。
DHAやEPAは、イワシ、サバ、サンマなどの青魚やマグロ(トロ)に多く含まれており、鯖缶などの缶詰でも摂取可能です。
メンタルを整えるには、このような食品を日々の食事に取り入れることが大切です。
さらに、程度な日光浴や適切な運動習慣を身につける事もお勧めです。
生活が乱れやすいゴールデンウィーク中だからこそ、食生活を中心に生活習慣を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。