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院長コラム

妊娠週数の数え方~妊娠前期編~

よく「妊娠○○か月」「妊娠○○週」といわれますが、妊娠週数の数え方には独特のルールがあり、勘違いされることも少なくありません。
今回から3回に分けて、2022年1月1日(土曜日)に最終月経が始まった、月経周期28日型の方を例に、妊娠週数の数え方をお伝え致します。

 

1月1日“妊娠0週0日”「妊娠1か月」開始

最終月経が始まった日を“妊娠0週0日目”として妊娠週数のカウントが始まります。月数でいうと、「妊娠1か月」が始まり、4週間ごとに1月ずつ増えていきます。

 

1月15日“妊娠2週0日”

月経の順・不順にかかわらず、排卵日を“妊娠2週0日”と設定します。
この前後に性交すると、同日には精子と卵子が受精し、受精卵は約6日間かけて子宮内膜を目指して移動します。

 

1月29日“妊娠4週0日”「妊娠2か月」開始

1月22日“妊娠3週0日”頃、受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立します。
その後1週間程たった“妊娠4週0日”頃から、尿による妊娠反応が陽性になり始めます。

 

2月5日“妊娠5週0日”

月経予定日を1週間過ぎた“妊娠5週0日”は、性交日(または排卵日)から約3週間経過した時期になります。
この時期になって月経がなければ、市販の妊娠検査薬での自己チェック、または産婦人科を受診するようにしましょう。
妊娠5週となり順調に子宮内で妊娠している場合は、超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんを入れる袋)が認められます。
この時期から1~2週間経過しても子宮内に明らかな胎嚢が見えない場合は、異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性がありますので、定期的に診察を受けるようにしましょう。

 

2月12日“妊娠6週0日”

順調に妊娠が経過していれば、胎嚢の中に数mmの胎芽(赤ちゃんの元)と心拍が認められるようになります。

 

2月26日“妊娠8週0日”「妊娠3か月」開始

自然妊娠の場合は妊娠8週~10週の時期に、最終月経からの週数や胎芽の大きさなどから、正式な妊娠週数および分娩予定日を決定します。
当院ではこの時期までに母子手帳をお取り頂き、妊娠初期検査や子宮頚がん検査を行っています。
尚、もし妊娠中絶を希望される場合は、3月25日“妊娠11週6日”「妊娠3か月最終日」までに中絶手術を行うことをお勧めします。

 

3月26日“妊娠12週0日”「妊娠4か月」開始

この頃までは、赤ちゃんの器官が形作られる時期のため、薬剤などのよる奇形の可能性が高いですが、4月2日“妊娠13週0日”頃から奇形のリスクは低下していきます。
尚、妊娠期(妊娠0週0日~妊娠41週6日)を14週ごとに3分割する分類法があります。それによると、4月8日“妊娠13週6日”までが「妊娠前期」と呼ばれ、4月9日“妊娠14週0日”から「妊娠中期」が始まります。

 

次回のコラムでは、「妊娠中期」の妊娠週数の数え方をお伝えします。

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