妊娠初期の超音波検査のチェックポイント|世田谷区の産科・婦人科「冬城産婦人科医院」

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院長コラム

妊娠初期の超音波検査のチェックポイント

当院の妊婦健診では、ほぼ毎回超音波検査を行っています。妊娠週数によって超音波検査の目的は異なりますが、今回は妊娠初期(妊娠5週~17週前後)の超音波検査のチェックポイントをお伝えします。

 

 

○ 妊娠5~6週

子宮内に胎嚢(赤ちゃんを入れる袋)が認められるか確認します。認められなければ異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性が否定できないため、卵管や腹腔内に腫瘤や液体貯留などの異常所見がないか調べます。

胎嚢が見られたらその数を確認し、単胎か二絨毛膜性の双胎かどうかを診断します。また、胎嚢内に卵黄嚢(赤ちゃんの栄養袋)や胎芽や心拍の有無も確認します。

その他、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科疾患の有無を調べ、認められた場合には妊娠あるいは分娩に影響を及ぼす可能性について検討します。

この時期に胎芽・心拍は不明瞭な場合は1~2週間後(妊娠7~8週相当)に、胎芽・心拍が明瞭な場合は3~4週間後(妊娠9~10週相当)に受診して頂きます。

 

○ 妊娠7~8週

胎嚢内の胎芽・心拍の確認とその数を調べます。胎芽が一つで、心拍も確認できれば、2~3週間後(妊娠9~10週相当)に受診頂きます。

尚、胎嚢が2つ確認された場合は二絨毛膜性の双胎妊娠として、1つの胎嚢内に2つの胎芽が確認された場合は一絨毛膜性の双胎妊娠として、国立成育医療研究センター産科などの高次施設へ紹介します。

 

○ 妊娠9~10週

頭殿長を計測し、週数や予定日を決定します(不妊治療で妊娠された方は、週数相当の成長をしているかを確認します)。
その際、頭蓋骨を確認し、無頭蓋症などの可能性について調べます。

 

○ 妊娠12~13週

頭部の異常、頚部の浮腫、胸部・腹部の液体貯溜、胎児水腫(胎児全体のむくみ)など、胎児の異常について調べます。また、両手両足の確認もします。

 

○ 妊娠15~17週

児頭大横径(頭蓋骨の横幅)を計測し、週数相当に成長しているか確認します。さらに、明らかな胎児異常や羊水量異常の有無を調べ、性別を確認することもあります。

 

 

もし、妊娠12週以降の超音波検査で胎児の異常所見が認められた場合は、国立成育医療研究センター胎児診療科、あるいは東京マザーズクリニックの胎児診療のスペシャリストの先生へ精査目的で紹介することがある旨、ご了承下さい。

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