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院長コラム

妊娠がご心配な思春期女性の方へ

この夏休み、「避妊をしないで性交しまった」「性交後、予定日になっても月経がこない」といった不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。
特に、10代の方であれば、誰にも相談できずに一人悩まれているかも知れません。
今回は、妊娠が心配な時の“とりあえずの対応”についてお伝えします。

 

性交があった時間を記録

コンドームを正しく装着せずに性交した場合、使用後のコンドームが腟の中に残ってしまった場合、途中でコンドームが破けてしまった場合など、精液が腟の中に入ってしまったら、誰でも妊娠してしまう可能性があります。
もし、妊娠を防ぎたいのであれば、「緊急避妊法」を行う必要があります。
まずは、性交があった時間をできるだけ正確に記録しましょう。

 

性交後72時間までに婦人科へ

排卵前に性交した場合は妊娠する可能性が高いですが、黄体ホルモン製剤(レボノルゲストレル1.5㎎錠)を1錠服用して排卵を遅らせることで、精子を卵子と受精させないようにすることが期待できます。
ただし、性交後早ければ早いほど避妊効果は高く、遅くても性交後72時間までに、レボノルゲストレル1.5㎎錠を処方して頂ける婦人科を受診する必要があります。
ちなみに、夜間や休日に救急患者を診察している施設や、大学病院など大きな病院では診てもらうことはできません。また、保険診療ではないため、自費で15,000円前後かかる旨ご了承下さい。

 

性交から3週間以上たっても月経が来ない場合

排卵前後に性交し精子と卵子が受精すると、その受精卵は約1週間かけて子宮内にたどり着きます。その後、子宮内膜に受精卵が着床し子宮組織が育っていきます。排卵から2週間経過すると、妊娠組織から分泌される妊娠ホルモンが増加し、尿検査による妊娠反応が陽性になり始めます。さらに1週間経過すると、妊娠反応もはっきり陽性となり、超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんを入れる袋)が確認できるようになります。
もし、性交から3週間以上たっても月経が来ない場合は、妊娠している可能性がありますので、まずは市販の妊娠検査薬で確認しましょう。
陽性であればもちろん、陰性であっても無月経が続くなら、産婦人科外来を受診して下さい。

 

思春期の女性にとって、産婦人科を受診することは敷居が高いかもしれませんが、悩んでいるうちに妊娠が成立し、赤ちゃんが大きくなってしまう可能性があります。
お一人で悩まず、まずはパートナー、家族、中高生であれば担任の先生や保健室の先生などにご相談しましょう。
そして、是非お気軽に産婦人科クリニックをお訪ね下さい。

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