院長コラム
この夏、「メノエイドコンビパッチ」の貼り方を見直してみましょう
女性ホルモン(エストロゲン)が低下することでみられる更年期障害に対し、ホルモン補充療法(HRT)は非常に有用で、当院でも多くの方に行っています。
ただし、子宮を有している方の場合、エストロゲンのみを補充すると、子宮内膜組織が増殖し子宮体がんのリスクが高くなるため、子宮内膜組織の増加を抑える黄体モルモン製剤も一緒に補う必要があります。
メノエイドコンビパッチは、エストロゲン成分と黄体ホルモン成分の両方を含んでいるため、1枚のパッチのみで2つのホルモン成分を投与することができるため、とても便利です。更に、週2回張り替える経皮吸収剤であるため、消化器官への負担がほとんどない事も特長の一つです。
ただし、貼り方によっては剥がれてしまう事があるため、注意が必要です。
特にこれからの季節は、気温や湿度が高くなって汗をかきやすくなるため、パッチが剥がれてしまうことで十分に効果が発揮できない方も少なくありません。
今回、メーカーから適正使用についての告知がありましたので、メノエイドコンビパッチの使用法について情報共有致します。
~メノエイドコンビパッチ貼付のポイント~
〇一回一枚、下腹部に貼る
〇あらかじめ貼るところをよく拭いて、水分や汗を十分に取り除く
〇10秒間手のひらで全体を押さえ、縁の部分もきちんと貼り付ける
〇傷や皮膚炎のある場所は避ける
メノエイドコンビパッチを貼っていると、性器出血がみられる場合があります。
その際は、まず上記に様にきちんとパッチが貼られているか、念のため確認しましょう。
もし、きちんと貼られているのにもかかわらず、性器出血が続く場合や更年期症状の改善がみられない時は、処方された産婦人科の先生にご相談下さい。