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院長コラム

「メノエイドコンビパッチ」の出荷制限が解除

令和4年8月22日から限定出荷されていた「メノエイドコンビパッチ」が、令和4年9月1日をもって限定解除となりました。
当院では、出荷限定中はお一人10枚(週2枚使用)までとさせて頂いておりましたが、今後は以前のように副作用に注意しながら、お一人30枚(約3か月程度)まで処方可能とさせて頂きます。
今回は、子宮を有する女性にホルモン補充療法(HRT)を行う際、当院で1回に処方できる薬剤量などについて説明します。

 

「メノエイドコンビパッチ」

初めて使用される方には、皮膚症状などの副作用を確認するため、初回処方を4枚(2週間分)までにしています。
薬剤を使用して問題ない場合は、8~10枚(約1か月分)を処方し、更年期症状などの改善程度で効果判定をします。
そこで効果が認められた場合は、副作用に注意しながら10~30枚(1~3か月分)処方しています。

 

エストロゲン製剤+黄体ホルモン製剤「エフメノカプセル」

「ジュリナ錠」「エストラーナ」「ル・エストロジェル」「ディビゲル」といったエストロゲン製剤を使用する場合、内膜組織の増殖を抑制する作用のある黄体ホルモン製剤を併用する必要があります。
令和3年11月、世界のスタンダードである黄体ホルモン製剤「エフメノカプセル」が我が国でも発売されるようになり、当院でも最近処方量が増えています。ただし、新規販売から1年間は、2週間しか処方することができないルールがあります。
そのため、令和4年10月までは、エストロゲン製剤を4週間処方する場合でも、「エフメノカプセル」は2週間(1日1~2カプセル)までの処方となります。
尚、令和4年11月以降は長期処方ができるようになるため、副作用に注意しながら1~3か月分の処方を検討しています。

 

「ウェールナラ錠」

ウェールナラ錠は、閉経後骨粗しょう症のみに保険適応があるエストロゲン・黄体ホルモン配合剤(内服薬)です。
初回は14錠(1日1錠2週間分)処方し、胃腸症状など副作用の有無を確認します。服薬して問題なければ、副作用に注意しながら1~3か月分処方します。
ちなみに、この薬剤の目的は骨量の増加・維持であるため、有効性判定は更年期症状の改善で評価することができず、6~12か月ごとの骨密度検査などで評価し、その後の方針を検討しています。

 

様々な要因で薬剤の生産や流通が滞ることがあります。
その影響で、他の薬剤も出荷制限の対象になるかもしれません。
引き続き、薬剤出荷に関する情報に注意し、処方の仕方を工夫すること等で対応していこうと考えています。

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