院長コラム

9価HPVワクチン「シルガード9」が男性も接種可能に

シルガード9は、女性の子宮頚がんおよび尖圭コンジローマの予防として、現在主流となっています。
一方、男性はこれまで対象外であったため、HPVワクチンを接種するのであれば4価ワクチン「ガーダシル」しか選択肢がありませんでした。
それが2025年8月、シルガード9が肛門がん(および前駆病変)予防の適応が追加されたことで、海外の多くの国と同様、男性への接種が可能になりました。
その結果、女性の子宮頚がん、外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍、男女の肛門がん、および男女の尖圭コンジローマの予防が適応になりました。
用法及び用法は、9歳以上の男女ともに、1回0.5㎎を3回(通常は初回接種2か月後に2回目、初回接種6か月後に3回目)ですが、9歳以上15歳未満の場合は、初回接種から6~12か月の間隔を置いた合計2回の接種も可能です。
ただし、男子に対する自治体の助成は、小学校6年生~高校1年生相当へのガーダシル接種に限られています(2025年9月時点)。
もちろん、自費であれば、9歳以上の男性全て、シルガード9を接種することが可能です。
今後、自治体によってはシルガード9の男性への接種も適応となるかもしれません。このコラムをご覧の方で、ご家族の男性の方への接種をお考えの方は、お住まいの自治体からの情報にご注目下さい。
尚、現在当院では、お母様とご来院された小学校6年生~高校1年生相当の世田谷区民の男子に限り、ガーダシルを接種して頂けます。
今後、国として定期接種の適応拡大や、世田谷区として助成の適応拡大などの情報が入りましたら、皆様にお伝えして参ります。