院長コラム
残暑を乗り切るための漢方薬3選
厳しい残暑が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか。
8月下旬から9月にかけて、夏バテが起こりやすくなるとも言われています。
今回は、株式会社ツムラさんの資料を基に、熱中症や夏バテに有効な漢方薬3選をお伝えします。
熱中症の初期には「五苓散(ゴレイサン)」
五苓散は体内の水分バランスを整える漢方薬で、むくみ、下痢、悪心、嘔吐、頭痛などの症状に適応があります。
効能・効果に「暑気あたり」とも記載されていることから、熱中症の初期症状として口喝、頭痛、嘔気などがみられましたら、早めに服用されることをお勧めします。
尚、「二日酔い」にも適応がありますので、ビールやハイボールなどをついつい飲み過ぎてしまった時にも有効かもしれません。
口喝・発汗が持続するなら「清暑益気湯(セイショエッキトウ)」
清暑益気湯は熱中症・夏バテに対する代表的な漢方薬で、五苓散を服用しても口喝・発汗が持続している時に有用と言われています。
生薬の働きで、胃腸機能を高め、血行を良好にし、体を冷やし、皮膚の機能を改善します。
高温多湿の中、汗をかき過ぎて体力を消耗し、皮膚が火照る時には清暑益気湯をお勧めします。
夏やせ・食欲不振には「補中益気湯(ホチュウエッキトウ)」
補中益気湯は、食欲がなく倦怠感がある方に使用する代表的な漢方薬で、当院では特に夏場の疲労改善、免疫力アップの第一選択としています。
熱中症の症状は軽減したものの、食欲不振や倦怠感が強く、夏やせしてしまった時には、補中益気湯をお勧めします。
尚、冷房が効いた室内で休んでてもだるくて、疲れがなかなか取れない時にも有用ですので、是非お試し下さい。
熱中症・夏バテの予防としては、こまめに水分・ミネラルを摂取し、バランスととれた食事で十分に栄養をとり、良質な睡眠をしっかりとることが大切です。
ただし、暑すぎて食事や睡眠が十分に取れないことも少なくありません。
そこで、夏場の体調管理のため、上記3種類の漢方薬などを是非ご利用下さい。