院長コラム

月経トラブルでお悩みの方は、令和7年中に婦人科受診を

いよいよ令和7年の残り2週間程になりました。
皆さん、慌ただしくお過ごしと思いますが、年内にご自身の健康チェックをしてみてはいかがでしょうか?
今回は、月経トラブルに悩まれている方が、婦人科外来を受診するタイミングについて、情報共有したいと思います。

月経困難症
月経中にみられる様々な身体的、精神的な症状を月経困難症といい、生活の質を下げる事もあります。
10代の場合、子宮筋の過剰な収縮による機能性月経困難症であることが多いですが、20代以上の場合は、子宮内膜症・子宮腺筋症といった婦人科の病気が月経困難症の原因であることも少なくありません。
月経時の下腹部痛・腰痛が強く、市販の鎮痛剤で効果がみられなければ、我慢せずに産婦人科クリニックを受診するようにしましょう。

過多月経・過長月経
一回の月経における出血量の正常範囲は20~140mlですが、経血量を他人と比べることは、ほとんどないのではないでしょうか。
目安として、ナプキンを1~2時間ごとに交換しないといけない場合や、日中7セット以上の生理用品が必要な場合、あるいは2.5㎝以上の血の塊が出る場合などは過多月経と言えます。また、月経期間が8日間を超える場合は過長月経といいます。
過多月経・過長月経共に、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜ポリープなどの婦人科疾患が隠れている場合があります。
生活に支障をきたしていない場合でも、健康診断で貧血が疑われた方は、是非婦人科を受診して下さい。

月経前症候群
月経開始3~10日前からみられる様々な精神的・身体的症状を月経前症候群(PMS)といい、イライラ感、抑うつ、むくみ。乳房痛などにより生活の質を下げる事があります。
PMSかも知れないと思われた方は、まずバランスのとれた食生活・適度な運動・良質な睡眠といった生活習慣を見直しましょう。
そして、約3か月の間、症状を手帳などに記録した上で、PMSが改善されないのであれば、婦人科を受診するようにしましょう。

その他、正常の月経周期は25~38日間隔であり、妊娠していないのにも関わらず、それ以上月経が来ない場合は卵巣機能異常の可能性があります。
月経トラブルは、生活に支障をきたすだけでなく、何か病気が隠れているサインかも知れません。
是非、年を越す前に婦人科で診察されることをお勧めします。