院長コラム

日本赤十字社医療センター産婦人科との連携

渋谷区にあります日赤医療センターとは、産婦人科を中心に長年病診連携をとらせて頂いております。
定期的に医療連携の会などが開催されていますが、先日も婦人科の先生による講演会に参加して参りました。
今回は、当院から日赤医療センター産婦人科への主な紹介について、説明致します。

妊婦さんの「セミ・オープンシステム」
以前から当院では、“分娩は日赤、妊婦健診は当院で”という「セミ・オープンシステム」の連携を取らせて頂いております。
日赤医療センターでは自然分娩だけでなく、無痛分娩(麻酔科医による硬膜外麻酔)・水中分娩など、妊婦さんのご希望に沿った分娩法を提供して頂けるとのことです。
また、前回帝王切開であった妊婦さんが、経腟分娩を目指すことを「既往帝王切開後妊娠の経腟分娩トライアル(TOLAC:トーラック)」といいますが、日赤医療センターは近隣で唯一TOLACに対応している分娩施設です。もし、既往帝王切開の妊婦さんで経腟分娩をご希望されている方がいらっしゃいましたら、紹介させて頂きます。

子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)
現在、子宮筋腫に対する手術療法として、全国的に腹腔鏡手術が主流になっています。
日赤医療センターでも、状況よって腹腔鏡手術・ロボット支援下手術などの低侵襲手術に対応されているとのことです。
また、手術を希望しない方に対する子宮筋腫の治療法として、子宮筋腫に栄養を送る子宮動脈に塞栓物質を注入することで筋腫を縮小させる「UAE」という低侵襲治療があります。
日赤医療センターは、近隣で唯一のUAEが可能な施設であり、「閉経まで数年ありそうで、子宮筋腫による過多月経がみられるものの、手術はしたくない」といった方を紹介させて頂いております。

以上のように、日赤医療センター産婦人科には、他施設にあまり見られない特色があります。
日赤医療センター産婦人科での診察・分娩をご希望されている方は、必要に応じて紹介状(セミ・オープンの場合は連携ノート)をお渡し致します。
当院としては、今後更に日赤医療センターとの病診連携を充実させていこうと考えております。