院長コラム

新体制スタートしました

当院は、1968年7月1日に分娩施設として開院致しました。
そして先日、当院で8843人目のお産に立ち会わせて頂き、最後のお母さんと赤ちゃんを無事にお見送りした後、2025年7月31日に分娩施設としての役割を閉じさせて頂きました。
その後11日間の準備期間を経て、2025年8月12日から新体制による外来診療をスタート致しました。
今回は、これからの診療のポイントについてお伝え致します。

妊婦健診は今後も継続致します
妊娠末期からの周産期管理は他施設へお願いすることになりますが、原則として妊娠30週頃までは当院でも妊婦健診を行って参ります。
当院は、東京医療センター、国立成育医療研究センター、日赤医療センター、日産玉川病院、厚生中央病院などの総合病院とセミオープンシステム(検診は近隣クリニック、分娩は高次施設)などの病診連携を取っています。そのため、これらの施設で分娩をご希望されている方に対して、母児の状態やお住まいの場所によっては、妊娠30~32頃まで当院での妊婦健診が可能です。
また、東京マザーズクリニック、成城マタニティ―クリニック、育良クリニックといった分娩取扱いクリニックでの分娩を希望されている方も、それぞれの施設の主治医のご許可がございましたら、当院で妊婦健診をさせて頂けます。
尚、遠方への帰省分娩ご希望の方については、妊娠経過に異常がなければ28~30週頃まで妊婦健診を対応しておりますが、妊娠初期~中期の時点で異常がみられた場合は、早めに帰省先の施設にお戻り頂くか、近隣の高次施設へ紹介させて頂く旨、ご了承下さい。

検診事業にも積極的に取り組みます
現在世田谷区では、20歳以上の女性に対して2年に一回、800円の自己負担金で子宮頚がん検診を受けて頂く事ができます。また、不正出血など子宮内膜の病気が疑われた場合、子宮頚がん検診と同時にプラス1,000円で子宮体がん検診も行えます。当院では、ご希望の方に自費2,300円(税込)で経腟超音波検査を同時に行っています。もし病変が見つかった場合や、下腹部痛・過多月経などの自覚症状がある場合には保険診療での検査と致します。
その他、40歳以上の方が年一回受けられる特定健診(血圧・血液検査・尿検査・心電図)、40歳以上の方が2年に一回受けられる乳がん検診(当院では触診・超音波検査が可能。マンモグラフィ検査はブレストクリニックで。)や、30から70歳まで5年毎に受けられる骨粗しょう症検診(踵の骨で行う超音波法)にも取り組んでいますので、子宮がん検診と一緒にご利用頂く事も可能です。

シニア女性の健康維持・向上にも力を入れていきます
これまでも、中高年女性に対する医療は当院の診療の柱の一つでしたが、今後は更に力を入れて参ります。
更年期障害に対して、ホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ療法、エクオールの推奨、ビタミンカクテル点滴、外陰膣レーザー治療(モナリザ・タッチ)など行ってきました。
これからも、特にビタミンカクテル点滴は、大好評につきしばらくキャンペーン期間を延長致します。
また、これまで分娩取扱いのためスペース的に制限していましたモナリザタッチも、今後はさらに積極的に受け入れて参ります。

その他、月経トラブル、避妊、HPV(ヒトパピローマウイスル)ワクチン接種といった若年女性への医療にも力を入れて参ります。
また、流産手術、人工妊娠中絶処置(手術・薬物)、尖圭コンジローマ切除術、バルトリン膿瘍開窓術など、日帰り処置も行っております。

新しいクリニックは産婦人科医、助産師、受付の総勢7名のスタッフになりますが、これからも一丸となって皆様の健康をサポートして参りますので、宜しくお願い申し上げます。