院長コラム

当院での「分娩が可能な年齢条件」の変更について~令和5年7月以降の分娩予定日の妊婦さんへ~

当院は産科医1名の小規模施設であり、休日・夜間は助産師1~2名での対応となります。
このようにスタッフは少ないながらも、入院中の妊産婦さんに対しては、お一人おひとりに寄り添う看護を心掛けております。
そのため当院では、できるだけリスクの少ない妊婦さんを対象として、分娩に対応して参りました。
ただし、近年の全国的な流れとして、初産平均年齢が上昇しつつあり、当院でもその傾向があります。それに伴い、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、難産など妊娠中・分娩時の合併症が増えている印象があります。
そこで、令和5年7月以降の分娩予定日の妊婦さんから、以下のように当院で分娩される妊婦さんの年齢条件を変更することに致しました。

 

初産婦:分娩予定日時点で35歳までの方まで

経産婦:分娩予定日時点で39歳までの方まで

 

尚、他院分娩予定の方で、当院での妊婦健診をご希望の場合は、年齢制限を設けておりませんので、これまでと同様に拝察致します。
今後も、より安心・安全な周産期管理を心掛けて参ります。
上記の年齢条件の変更につきまして、何卒ご了承を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。