院長コラム

年末は「月経トラブル」の振り返りを

令和6年もアッという間に残りわずかとなりました。
仕事や勉強、家事や育児など、皆さん慌ただしく年の瀬を迎えている事と存じます。
しかし、新年を迎える前に、少し時間を作ってご自身の健康チェック、特に月経トラブルチェックをしてみてはいかがでしょうか?

月経前の体調不良はありませんか?
今年は「夜明けのすべて」という映画が公開され、月経前症候群(PMS)という病気が世間一般に広まった1年であったかも知れません。
月経開始3~10日前から始まる様々な精神的症状(いらいら・抑うつなど)や身体症状(乳房痛・頭痛・便秘など)をPMSと言い、月経が始まると症状が軽快・消失することが特徴です。
PMSは仕事や勉学など日々の生活に影響を与える事が少なくないため、悩まれている方は是非婦人科を受診し、漢方薬・女性ホルモン製剤・抗うつ薬などで症状を軽減させましょう。

月経痛や過多月経はありませんか?
月経時の下腹部痛や腰痛といった月経痛をはじめ、月経期の様々な身体的・精神的なトラブルを月経困難症といいます。
子宮筋の過剰な収縮が月経困難症の要因の一つですが、子宮内膜症などの重大な病気が隠れている可能性があります。
また、1-2時間おきに生理用品を取り換えるほどの出血量である場合や、日中7セット以上の生理用品が必要になっている場合は、正常な経血量を超えて過多月経になっている可能性があります。
その結果、鉄欠乏性貧血なっているかもしれませんし、過多月経の原因として子宮筋腫などの病気があるかも知れません。
月経困難症も過多月経も、決して我慢せず、早めに婦人科を受診し、診察・検査を受けるようにしましょう。

上記以外にも、15歳になっても初経がみられない方、これまであった月経が3か月以上見られない方は、無月経の状態であり卵巣機能異常などの病気が隠れているかもしれません。
また、月経不順のある45~55歳前後「ほてり・発汗・不眠・動悸・抑うつ・疲労感・肩こりなど」がみられる場合は、更年期障害である可能性があります
このような月経に関するトラブルがございましたら、当院をはじめ、お近くの婦人科でご相談下さい。